フェラーリのF1チーム代表を務めるマッティア・ビノットは、シャルル・ルクレールがルイス・ハミルトンを抑えて優勝したことについて、F1ベルギーGPがわずか44周だったのはラッキーだっとジョークを飛ばした。バーレーンとオーストリアで勝利にあと一歩まで迫っていたシャルル・ルクレールは、F1ベルギーGPでついに待望の初勝利を手にした。しかし、そのためにルクレールは懸命には働かなければならなかった。
レース終盤、タイヤに苦しむシャルル・ルクレールをルイス・ハミルトンが猛追。わずか0.981秒差でなんとか逃げ切った。レース前日、シャルル・ルクレールの友人であるアントワーヌ・ユベールが、F2のレース中の事故で亡くなっていた。「複雑な身持ちだが、シャルル、そして、彼の最勝利に満足すべきなのは疑いのないことだ」とマッティア・ビノットは Sky Sport F1 に語った。「今日は彼はとてもうまくやってくれた。最初のラップから最後までプッシュした。彼は週末を通して非常にいい走りをしていた。そして、今日は彼にとってアントワーヌのために勝つことが重要だったと思う」「彼は非常に献身的だったし、喜んでそうした。今シーズンこれまで彼にはチャンスがあったが逃してきた。ここスパで初勝を挙げるのはベストタイムではないかもしれませんが、重要な勝利だ」「ハミルトンは最終ラップで非常に速かったし、彼が攻撃できることはわかっていた。彼との距離を保つことが重要だった。レースがわずか44周だったのはラッキーだった」「これはシャルルにとって初めての勝利であり、最後の勝利ではないと確信している」「ハミルトンはピットインする準備ができていたため、セバスチャンを使ってメルセデスからポジションを守る必要があった」「当時は選択肢がなかったし、セバスチャンは今日のシャルルのチームメイトとして非常に良いプレーをしたと思う。彼には今後チャンスがあると確信している」「チームポイントが第一であり、今日も我々はそれを示した。モンツァは長いストレートであり、スピードが必要であることを我々は知っている。それが我々の競争上の優位性だ」関連:F1ベルギーGP 結果 | ルクレールがF1初優勝&フェラーリ今季初勝利