フェラーリは、F1カナダGPでセバスチャン・ベッテルにペナルティが発令されたことをシャルル・ルクレールに伝え忘れていたことを明かした。シャルル・ルクレールは、レース終盤に2番手のルイス・ハミルトンとの差を縮めており、セバスチャン・ベッテルから66秒後にフィニッシュ。あと1秒速ければ、ルクレールが2位になっていた。
シャルル・ルクレールは、ペナルティのことを知らずにいつも通りにプッシュしていたと明かしている。「何も知らなかったんだ。チームがセブに5秒ペナルティが出ていることを教えてくれなかったから、僕はルイスを捕えようととにかくプッシュしていた。ペナルティのことは知らなかった」 この件について説明を求められたフェラーリのF1チーム代表マッティア・ビノットは、チームが単純にシャルル・ルクレールへの伝え忘れていたと明かした。「伝えていなかった。我々の側のミスだ」「ピットウオールで非常に忙しく、単純に忘れていたのだと思う。伝えるべきところを伝えていなかった」 だが、シャルル・ルクレールはセバスチャン・ベッテルにペナルティが科せられていることを知っていてもアプローチを変えることはしなかっただろうと主張する。 「追いつこうと懸命にプッシュしていた。彼らが戦っているのは分かっていた。少なくとも接近しているのは見えたからね。それに自分がかなり速いことも知っていたし、追いついていたで、とにかく懸命にプッシュしていた」「もしも何か起きたら、チャンスを掴めるようにできるだけ接近しておかなければならない思っている。だから、僕のアプローチは変わらなかったと思う」