フェラーリのF1チーム代表を務めるマッティア・ビノットは、SF90の弱点に対処するための大幅な変更はすぐには入らないと認める。今シーズンここまでメルセデスはほぼ全てのサーキットで圧倒的な優位性を示しており、フェラーリが現実的に立ち向かえたのはバーレーンとアゼルバイジャンだけだった。
セバスチャン・ベッテルは、ピレリの今季型タイヤを適切に機能させるためにはダウンフォースを追加する必要があると述べているが、マッティア・ビノットは、その助けになるような変更はカナダGPまでには入らないと語る。「現状、我々に十分な競争力がないことはわかっている。そして、現時点でシーズン開幕から遭遇している問題に大きな影響を与えられるであろうそれ以上のクルマへの変更はない」とマッティア・ビノットはコメント。「だが、カナダのトラック特性は、トップスピード、ブレーキ効率、トラクションが主な考慮事項であることを考えれば、また異なるチャレンジンを提示する。我々はベストを尽くして、過去数戦の過ちを忘れる準備を整えてここに到着した」今シーズンここまでフェラーリの強みはストレートスピードであり、マッティア・ビノットは最近のいくつかのレースよりもモントリオールで強いパフォーマンスを発揮できると楽観的だが、それでもベンチマークはメルセデスだと予想している。「判断するのは難しい。我々はバルセロナと比較すれば良い状態にあると思うが、まだ現時点ではメルセデスがベストなクルマであり、最強のクルマだ。彼らはまだ前にいsるはずだ。だが、ギャップは縮まるだろう。チャンスがあれば、それを掴み取る準備はできている」関連:2019年 F1カナダGP テレビ放送時間&タイムスケジュール