フェラーリは、メルセデスとのギャップを縮めるために新型フロントウイングの開発を進めていると報じられている。冬季テストでは今シーズンのペースセッターになると目されていたフェラーリだが、シーズンが開幕するとメルセデスが圧倒的なペースと勝負強さを見せて開幕から6連覇を達成してチャンピオンシップを独走している。
今季、フェラーリは新レギュレーションに対応してアウトウオッシュを重視した型にはまらないデザインのフロントウイングを採用したが、そのデザインは間違った方向を切り開いてしまったとの見方もある。イタリアメディアによると、フェラーリは既存のコンセプトから逸脱することはないものの、F1フランスGPでアップデートした新型フロントウイングの導入を計画しているという。フェラーリについてもうひとつ噂の的となっているのはサスペンション。冬季テストでは大きなレーキ角を生み出すフロントサスペンションを使用していたが、シーズン開幕以降はそのデザインを使用していない。また、フェラーリのF1チーム代表マッティア・ビノットは、SF90のメカニカルグリップ不足に言及しており、油圧リアサスペンションに問題を抱えている見方もある。だが、F1フランスGPではフロントウイングのアップデートのみで、サスペンション系のアップデートは投入されないとされている。
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