フェラーリのF1チーム代表を務めるマッティア・ビノットは、ロングストレートのある上海インターナショナル・サーキットでSF90の競争力を確認するとともに、バーレーンGPでシャルル・ルクレールのエンジンに発生した信頼性トラブルが再発しないことを検証したいと語る。冬季テストでは圧倒的なパフォーマンスを見せていたフェラーリだが、開幕戦オーストラリアGPでは予想外に苦戦を強いられた。
続く第2戦バーレーンGPでは、予選でフロントローを独占し、決勝でもシャルル・ルクレールが支配的なスピードを見せたが、エンジントラブルによってスローダウンを強いられることになった。「シーズン第3戦はメルボルンやバーレーンとは異なる特性のトラックで行われる」とマッティア・ビノットはコメント。「ここには非常に長いストレートとコーナーがあり、それはフロントエンドにめったに見られない負荷をかける」「我々としては、SF90がこのタイプのトラックでも競争力があることを確認し、バーレーンで見舞われた信頼性トラブルを繰り返さないようしたいと思っている」「いつものように我々はうまくやりたいと思っているし、ライバルを相手にしたいと思っている」「F1の歴史のなかで1000回目のレースであり、それはさらにうまくやりたいと思う理由でもある」