フェラーリは、F1バーレーンGPでシャルル・ルクレールに発生したトラブルは、MGU-Hではなく、シリンダーの故障だったことを明らかにした。シャルル・ルクレールは、スタートでこそ順位を落としたが、リードを奪ってからはレースを支配。2番手のルイス・ハミルトンに8秒以上の差をつけ、F1初勝利はほぼ手中に収めたかと思われた。
しかし、残り10周でパワーユニットにトラブルが発生してスローダウン。シャルル・ルクレールとフェラーリとの無線メッセージからMGU-Hの故障だと推測された。だが、フェラーリのF1チーム代表を務めるマッティア・ビノットは、問題が発生したのは内燃エンジンに関連したものだと説明。中国にむけてさらなる調査を行っていくと述べた。「我々は現在エンジンをチェックしているところであり、何が起こったのかについての明確な説明がまだない」とマッティア・ビノットはコメント。「エンジンの問題です。1つのシリンダーで誤燃焼をしていた。だが、原因はまだ理解できていない」「エンジンは徹底的にチェックするためにマラネロに戻される。このようなことが起こったときは、時間をかけて慎重にチェックしなければならない。しかし、エンジンはレースの終盤にも動いており、まだ動く」「中国の金曜日にそのエンジンを使用することになるだろう。金曜日全体で挙動、機能性、パフォーマンスを評価していく」問題はMGU-Hに関連したものだとの推測についてマッティア・ビノットは「その噂がどこから来たのかわからない」とコメント。「MGU-Hに問題はなかった。そのようなことが起こったとき、燃焼制御マッピングをリカバリーを試みるものだし、少なくともマッピングを変えようとするものだ」「それを改善する方法があるかどうかを確かめようとしている。今日はそうはならなかったし、レースを管理しなければならなかった」「あのような状況でレースを続けることは勇敢な決断だった。だが、最終的に3位で終えられたのは重要であり、おそらく正しい決断だった」マッティア・ビノットは、故障は稀な問題であり、シンプルに解決できるはずだと自信をみせる。「簡単に対処できるのは単一の問題だ」とマッティア・ビノットはコメント。「我々が使っているエンジンやマッピングなどとは無関係だ。単一のコンポーネントの障害であるはずだ。これから解明していく」関連:F1バーレーンGP 結果:波乱のレースをルイス・ハミルトンが制す
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