フェラーリは、F1ベルギーGP決勝レースで、キミ・ライコネンが1位、ルカ・バドエルは14位だった。6番グリッドからスタートしたキミ・ライコネンは、スタートからオー・ルージュでKERSのアフドバンテージを最大限に発揮し、オープニングラップで2番手に浮上。その後、セーフティカーも味方となり、リスタート時にジャンカルロ・フィジケラをオーバーテイク。その後はフィジケラとの白熱のバトルを制し、自身とチームにとって今季初優勝を成し遂げた。
キミ・ライコネン (1位)「僕とチームとって素晴らしい勝利だ。表彰台のどこにいてもシャンパンの味はおなじだけど、勝ったときの気分は明らかに異なる。このトラックにはドライバーが望む全てがあるし、ここで運転するのは楽しい。でも、なぜ僕がここで4回も勝っているかに特別な秘密はないよ。少なくとも1レースは勝ちたかったし、僕たちはそれを成し遂げた。クルマは集団の中でベストではないけど、僕たちは全てをまとめることができたし、この結果はチームのあらゆる努力によるものだ。うまく逃げたけど、ルーベンスが僕の前でスタックして、彼を避けなければならなかった。そのあと1コーナーとストレートエンドでなんとか順位を2位にあげることができた。セーフティカーの後ろで、リスタートでフィジケラに仕掛けるために主にタイヤとブレーキの温度を保つことを考えていた。それで彼をかなり簡単に追い抜くことができた。最初のピットストップでソフトタイヤのままでいた方が良かったかもしれないけど、後から言うのは簡単なことだ。最後の部分で、ジャンカルロを退けられないかもしれないと思ったので、スタヴロのストレートで身を守るためにKERSの使い方を少し変えたて、なんとか前に留まることができた。僕たちのクルマは特に縁石で良くないのでモンツァは難しくなるだろうけど、全力を尽くすつもりだ」ルカ・バドエル (14位)「今日は全力を尽くした。残念なことに、スタート後の1コーナーでフロントタイヤにフラットスポットを作ってしまい、第1スティントでは常に強いバイブレーションがあった。タイヤを変更したら状況は改善されたけど、ハード側のコンパウンドでのパフォーマンスは、ソフトほど良くなかった。僕は再びパフォーマンスレベルを上げたし、フィオラノやムジェロとともに最も知っているトラックのひとつであるモンツァで本当にレースがしたい。キミとチームにとってとても嬉しく思う。素晴らしい勝利だし、シーズンのこの段階で僕たちに本当に必要なことだった」レース結果:F1ベルギーGP 決勝:ライコネンが今季初優勝!フィジケラ2位