フェラーリは、F1バーレーンGPの決勝レースにメカニックが脚を骨折する怪我を負ったキミ・ライコネンのピットストップ時の事故に対して50000万ユーロ(約655万円)の罰金を科せられた。キミ・ライコネンが、34周目の終わりに2度目のピットストップを行った際、左リアタイヤの取り外しに問題が発生。他の3つのタイヤはされていたが、左リアタイヤは古いソフトタイヤが装着されたまま。
しかし、ピット前のシグナルはグリーンに変わったことで、キミ・ライコネンはそのまま発進。左リアタイヤを取り外そうとしていたメカニックの脚にタイヤが轢いてしまった。地面に横たわったまま動けなくなった。ピットストップ前は3位を走行していたキミ・ライコネンはピットレーン途中でクルマを停止。ステアリングを投げ捨ててフラストレーションを露わにした。レース後、フェラーリは“フランチェスコ”と呼ぶメカニックがすねの骨および腓骨を骨折し、治療のためにバーレーンの病院に搬送されたことを明らかにした。FIAはレース後にフェラーリに事情聴取を行って何が間違っていたかの説明を受け、最終的に50000万ユーロ(約655万円)の罰金を科すことを決定した。FIAは、スチュワードが発行した声明のなかで「スチュワードは28.13 a)チームはチーム人員を危険にさらし、怪我を負わせるような方法でクルマをリリースしてはない に反して安全ではない状態でクルマをリリースしたと判断した」とコメント。FIAのレースディレクターを務めるチャーリー・ホワイティングは、今回の事故に“困惑”しているとし、FIAはフェラーリと起こったことについて話をしていると述べた。フェラーリにはもっと重いペナルティが必要だと考えているかと質問されたチャーリー・ホワイティングは「私はそうは思わない」と付け加えた。「レース中に起こることについてのルールは非常に明確だ。第一にドライバーがコース上で停止することは十分に大きなペナルティだ」関連:【動画】フェラーリのメカニック、ライコネンのピット事故で脚を骨折
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