フェラーリの会長であるルカ・ディ・モンテゼーモロは、フェラーリが間もなく2010年マシンの開発にリソースを移行することを示唆した。ルカ・ディ・モンテゼーモロは、フェラーリが次のドイツGPでパフォーマンスを改善させると確信しているが、その後は2010年マシンの開発を行うことになるだろうと語る。「次のレースでパフォーマンスを改善できると確信している。だが、シーズン中のテストなしにマシンを劇的に変更させることは、不可能ではないにしても、かなり難しいと言える」
「シーズンの開幕でマシンの特性が決まっていれば、レースとレースの間で変更することは困難なことだ」「しかし、私は次のレースでパフォーマンスを完全できると非常に自信を持っている。その後は、重要な合意にならって、明確なルールとKERSなしで、来年のマシンに完全に集中するつもりだ。我々は、先週FIAとともに見い出したことにとても満足している」ルカ・ディ・モンテゼーモロは、今シーズンのフェラーリのトラブルのひとつとなっている、シーズン序盤のダブルディフューザーの不確実性を改めて非難した。「残念なことに、我々はグレーな規約のもとでシーズンをスタートした。それを正しく解釈するのは困難だし、フェラーリ、マクラーレン、ルノーのようなF1世界選手権に勝っている3チームが同じ解釈をしたことでも証明されている。彼らは以前のようにコンペティティブではない」「より安定したクリアーで透明な規約を持つことが我々の戦いの理由のひとつだ。我々はKERSをマシンに搭載した。それはマシンにより多くの重量を積むことを意味した。他チームの多くは、KERSを使わなかった」「だから、連盟がKERSの導入を望むなら、皆が同じでなければならない。私は、今が明確なルールに戻る時だと考えている」