スペインのサンタンデール銀行が、今シーズン限りでフェラーリのスポンサーから撤退すると報じられている。サンタンデールは、フェルナンド・アロンソが加入した2010年にフェラーリのメインスポンサーに就任。スポンサー料は年間4000万ユーロ(53億円)と推定されている。
当時同社の会長を務めていたエミリオ・ボティンは「フェラーリとのスポンサーシップ契約は、この銀行の150年に及ぶ歴史の中で最高のマーケティング手段だ」と述べていたが、2014年9月に心臓発作により79歳でこの世を去った。そして、フェルナンド・アロンソはタイトルを獲得することなく2014年末にフェラーリを離脱し、マクラーレン・ホンダに移籍。フェラーリとサンタンデールとの契約は2017年シーズンまでとなっている。現在は、ボティンの娘であるアナ・パトリシアがサンタンデールを率いているが、フェラーリとの契約更新を断ったと El Confidencial は報道。しかし、メインスポンサーではなく、セカンダリースポンサーとしてフェラーリへのスポンサーシップを継続していく可能性もあると伝えている。サンターデールのマーケティング兼コミニュケーション責任者を務めるフアン・マヌエル・センドーヤは、F1は世界中に約4億に視聴者がおり、フェラーリへの投資は費用対効果は高いと述べている。サンタンデールは、スペインのサッカーリーグ1部のタイトルスポンサーを含め、年間4億5000万ユーロ(約597億円)のマーケティング予算を費やしている。
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