F1イギリスGPでKERSを搭載するのはフェラーリの2台のみとなった。マクラーレンは、金曜日にヘイキ・コバライネンのみがKERSを搭載し、非搭載のルイス・ハミルトンとの比較を行った。しかし、マクラーレンは土曜日にコバライネンのマシンからKERSを下し、2台とも非搭載でセッションに挑んだ。
「KERSを使う利益はあまりない」とマクラーレンは認めている。メルセデスのノルベルト・ハウグは「シルバーストンは、あまりブレーキングがないサーキットだ。ヘビーブレーキングのサーキットに比べるとここではKERSの利益はあまりない」と述べている。シルバーストンでは、1周ではエネルギーを回収できず、少なくとも1周半は必要だという。KERS搭載のフェラーリは、キミ・ライコネンが9番手、フェリペ・マッサが11番手。一方、非搭載を決断したマクラーレンは、ヘイキ・コバライネンが13番手、ルイス・ハミルトンが19番手だった。関連:F1イギリスGP 予選結果KERS