フェラーリのチーム代表を務めるマウリツィオ・アリバベーネは、フェラーリではメルセデスがF1オーストリアGP決勝で演じたような同士討ちが起きるとは思えないと主張した。F1オーストリアGPでは、最終ラップで先頭を走っていたニコ・ロズベルグとそれを追い抜こうとしたルイス・ハミルトンが同士討ちを演じた。
メルセデスの2人が同士討ちを演じたのは今季2回目だ。第5戦F1スペインGPでは同士討ちの末、両者ともにリタイアに終わっている。一方、同レースでは、フェラーリのセバスチャン・ベッテルがタイヤバーストでリタイアし、キミ・ライコネンが3位表彰台を獲得。現在2人は同じ96ポイントで並んでいる。今後、フェラーリでもメルセデスのようなチームメート同士でのクラッシュが起きる可能性はあると思うかと質問されたマウリツィオ・アリバベーネは、「その問題はトト(ヴォルフ)にお任せするよ」とコメント。「私はキミとセブに満足している。私は自分たちの2人のドライバーたちがメルセデスと同じような状況となることなど想像できない」シーズン第2戦のF1中国GPではスタート直後にセバスチャン・ベッテルとキミ・ライコネンが接触するという事故が起きていた。しかし、この事故はセバスチャン・ベッテルが強引にインサイドに入ってきたダニール・クビアトをよけようとしてキミ・ライコネンと接触したというものだった。
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