元フェラーリドライバーのジャン・アレジは、スタンダードエンジンを導入するならF1を撤退するいうフェラーリの姿勢を支持した。1991年〜1995年にフェラーリでF1を戦ったジャン・アレジは、2010年からのFIAのエンジン計画が「不条理だ」と語った。「フェラーリと全く同じ考えだ」とアレジは語る。
「スタンダードエンジンでは、真のコンストラクターズチャンピオンシップを争うというのは、不条理な考えだ。」アレジは、1950年の現代F1の初めから参戦してきたフェラーリにはF1を撤退する権利があると弁護する。「フェラーリはF1のフラッグシップだ。これを提案した人は、フェラーリとF1に何が良いかを考えてはいない。」「スタンダードエンジンによって、フェラーリが出て行くのは正当なことだ」アレジは、世界的な財政危機さえ、その提案を正当化する理由にはならないと語る。「全く無関係だ。しかし、むしろ、非常に深く、非常に複雑な政治問題だ。それについてはこれ以上言いたくはないけどね。」「全ての自動車メーカーにも当てはまることだ。事実上、BMWやトヨタ、メルセデスのエンジニア達をクビにして、スーパーマーケットからエンジンを買えと言っているんだからね。」アレジは、提案を「引っ込める」だけでなく、作り出した人は公的に「謝罪しなければならない」と語った。