フェラーリは、F1モナコGPでのフェリペ・マッサのクラッシュは、サスペンションの故障が原因だったことを明らかにした。フェリペ・マッサは、29周目にサンデボーへのアプローチでコントロールを失い、左側のバリアに衝突した後、スピンしてタイヤバリアに激突した。フェリペ・マッサは、首のチェックのために病院へ搬送されたが、夕方には解放されて帰宅した。
フェリペ・マッサの事故は、土曜フリー走行でのドライバーエラーによるクラッシュと同一に見えたが、フェラーリの技術代表を務めるパット・フライは、レースでのクラッシュはメカニカル的な問題に起因することを認めていた。フェラーリは、詳細な調査を実施後、プレスリリースを発表。「調査の結果、エンジニアの最初の印象のとおり、事故は左フロントサスペンションのエレメントが壊れたことに起因することが確認された」と述べた。「モナコのサーキットで起こったことを分析するために必要な全ての点検が完了した。現在、自動車アッセンブリー部門は、カナダGPにむけての準備作業を始めている」フェラーリは、フェリペ・マッサにはF1カナダGPでレースをするための許可が下りており、回復に役立てるために今週末モナコで2〜3日休みを与えられると述べた。フェラーリのチーム代表ステファノ・ドメニカリは「モナコの週末から得られた最高のニュースは、フェリペが元気だということだ」とコメント。「2つの大きな事故は、ちょうと24時間で起こっており、彼が示しているのは筋肉のわずかな痛みだけだ。幸い、他にはどにも怪我はなかった」