フェラーリは、シーズン序盤からF138の大幅な開発を予定している。フェラーリのテクニカルディレクターを務めるパット・フライは、チャンピオンシップへのしっかりとして基盤を築くために開幕戦オーストラリアGPと中国GPで大幅なアップデートを予定していることを明らかにした。「まだここで全てのものを投入したわけではないし、いくつか届くものがある」とパット・フライはコメント。
「あまり使われていないトラックで物事をテストするのはチャレンジングなことなので、様子を見なければならない。メルボルンではより多くの開発を入れる予定だし、マレーシアもそうだ。中国ではさらに大きなアップグレードを予定している。我々は合理的な開発プランを進めている」パット・フライは、現時点で上位勢は非常に接近していると考えており、優れた開発プランが重要だと考えている。「我々がメルボルンでどの位置にいるか正確にはわからない。我々には合理的なバランスがあるし、両方のドライバーがクルマに満足している」「我々の仕事は開発レートを維持することだ。(2012年は)一旦問題を理解したあとはかなり優れた開発レートだったと思う。すぐに速いクルマを得ることはできないものだ」「去年、我々はスペインとカナダを目標にしようと考えていたし、あの開発レートは、我々が良い仕事をすれば、一年を通してそれを維持できることを示したと思う。それが目標だ」「過去3ヵ月を振り返れば、我々はその傾斜度にいる」フェラーリは、CFDや風洞作業とトラックとの相関関係の結果に励まされていると語る。「去年、我々はいくつか重要なミスをしたし、そこから学んだ」「今回のテストは我々にとって良いものだった。CFDや風洞で開発したものが、トラックで結果を出している」「100%の相関関係はありえないものだが、かなり良い。それはレースにもたらす開発が我々を前進させてくれるという自信を与えてくれる」「ここではいくつか合理的な結果が得られた。CFD/風洞で機能しているものがトラックで結果を出し始めているのを把握しているし、それはメルボルンや1年を通した開発計画にとって良い兆候だ」
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