フェラーリは、150イタリアの開発の妨げとなっているマラネロの風洞問題を解決することに取り組んでいる。フェラーリのルカ・ディ・モンテゼーモロ会長は、F1中国GP後、今シーズンこれまでのパフォーマンスを続けることは「あり得ない、あってはいけない」と述べた。
分析によると、問題はフェラーリの風洞の測定機器にあり、それによって150イタリアは空力学的に遅れをとっているという。「我々は風洞の構造に問題を抱えている。我々はそれを解決するために取り組んでいる」とフェラーリのチーム代表ステファノ・ドメニカリは Autosprint にコメント。ステファノ・ドメニカリは、風洞データと実際のトラック上とのデータに大きな差異があることを明かした。風洞の再調整は短時間で解決する問題ではないため、フェラーリは現在トヨタ・モータースポーツから借りている風洞での作業により頼ることになると噂されている。フェラーリのテクニカルディレクターを務めるアルド・コスタは「我々は調査を開始し、トラック上と風洞との相関関係を調べ、問題が起こる理由を理解しようとしている」と認めている。関連:フェラーリ、F150の開発にトヨタの風洞を使用 - 2011年1月29日
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