フェラーリは、2011年の打倒レッドブルを目指して空力学部門の再編成と風洞のアップグレードを行った。アブダビでの戦略ミスがなければ、フェラーリはドライバーズタイトルを獲得できた可能性もあるが、チーフデザイナーの務めるニコラス・トムバジスを含むフェラーリの幹部は、F10がレッドブルRB6ほど速くなかったことを公然と認めている。
「主に空力学の分野でレッドブルほど優れてはいなかった」とニコラス・トムバジスは Sport Bild にコメント。「そのため、我々は空力学部門を再編成、風洞のアップグレードを実施し、野心的な開発プログラムを開始した」「もちろん、我々は新しい革新的なコンポーネントの搭載を考えている」フェラーリの2011年F1マシンは、2月1日から始まるバレンシアテストでフェルナンド・アロンソによってトラックデビューを果たす。「我々は開幕戦にむけてかなり大きな進歩を期待している。マシン構造は開発のポテンシャルが高い」