フェラーリは、2010年のチャンピオンシップを逃した結果としてクリス・ダイアーをクビにするだろうとイタリアのメディアが報じ続けている。クリス・ダイアーは、フェラーリでチーフエンジニアとしてレース戦略を担当しており、アブダビでの采配に非難が集中している。「僕たちはクルマを改善させる必要があるし、ドライバーとして、そしてチームとして2011年にミスを繰り返さないようにしなければならない」とフェルナンド・アロンソはコメント。
イタリアの La Repubblica は、フェラーリのテクニカルディレクターを務めるアルド・コスタに、アブダビでの戦略ミスの結果として“首切り”があるかどうか質問した。「“エラー - 責任- 処罰”という機械的なアプローリには賛成しない」とアルド・コスタはコメント。「どこで何が起こり、何が間違っていたかを理解し、行動するといった、より合理的な反応をしたい」またアルド・コスタは一個人を非難するのは間違っていると述べた。「一人の責任ではなく、決定は共有されているということを確認しなければならない」「いずれにせよ、チャンピオンシップに負けたのは、アブダビでの戦略ではなく、我々のクルマが他ほど速くなかったからだ」アルド・コスタは、2011年マシンに速さがあると自信を持っている。「今年、我々はレッドブルとのギャップを縮めた」「我々が行ったのは作業方法を改革することであり、それは調整期間を意味する。やや時代遅れの風洞も災いした」「しかし、すでに問題は解決されているし、新しい時代が始まっている」