福住仁嶺は、フォーミュラ2 第4戦モナコのレース1を10位で終えた。シーズン第4戦のレース1が、伝統の市街地コースであるモナコで行われた。上位に出走できないマシンが出て、福住仁嶺は13番手に繰り上がってスタートを迎えた。午前11時30分、気温は22℃、日差しが強くなり始めたコンディションの中でレースがスタート。福住仁嶺はスタート後の混乱をかわしてポジションを11番手に上げた。
コースが狭く難しいモナコだけに、上位陣も含めてアクシデントが続出。その中で、タイヤ交換を後半に延ばす作戦を取った福住仁嶺は、他車のアクシデントやピットインにより徐々にポジションを上げ、レース中盤の15周終了時点で4番手に浮上する。30周目にピットインした福住仁嶺は、11番手でコースに復帰し、終盤での追い上げを狙うが、思うようにペースが上がらない。それでも36周目に入賞圏内の10番手に上がった福住仁嶺は、接近した後続を押さえ込みフィニッシュし、開幕戦バーレーン以来のポイントを獲得した。レース2は5月26日(土)午後5時20分(日本時間27日午前0時20分)にスタートする。福住仁嶺(10位) 「とにかく遅かったです。全くペースが伸びませんでした。スタートはあまりよくなかったのですが、他の混乱に乗じて順位を上げることができました。ソフトタイヤでスタートしたので、無理せず走っていたのですが、タイヤのグリップがなくなるにつれ、どんどんアンダーステアがひどくなって曲がらなくなってしまいました。終盤、スーパーソフトに履き替えてからは、1~2周でグリップがなくなりました。どういうことか、今まで経験したことのない急激な性能劣化で、コース上にとどまるのが精一杯。とても厳しいレースでした」
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