福住仁嶺は、FIA F2 第2戦バクーのレース1をエンジントラブルで13位完走に終わた。28日(土)、第2戦アゼルバイジャン、バクーのストリートコースを舞台に、レース1が行われた。前日の予選で16番手だった福住仁嶺は、チームのメカニック人数規定違反により予選失格となり、18番手からのスタート。現地時間の正午、気温20℃の中でスタートが切られた。
福住仁嶺は、スタートダッシュこそあまりよくなかったものの、その後のポジショニングがよく、1周目に10番手へジャンプアップを果たす。1周目にクラッシュしたマシンが出て、セーフティカー(SC)が導入。レースは4周目に再開され、6周終了時点で福住仁嶺はタイヤ交換のためにピットイン。全車がタイヤ交換を終え、レースが中盤に差し掛かる10周終了時点で6番手につける。18周目に再びクラッシュが発生してSCが導入されると、その間に福住仁嶺はピットインしてタイヤを交換。しかし、エンジンにトラブルが起って、その次周にも再びピットに入る。トラブルを抱えながらもレースを続け、13位でレースを終えた。レース2は29日(日)午後1時10分(日本時間午後6時10分)にスタートする。福住仁嶺 (13位)「スタートはホイールスピンもしてしまい、悪かったです。ただ、周りもあまりよくなかったので、その後順調にポジションアップして、中盤でペースを上げました。ただ、最初にかなりプッシュしたので、タイヤがキツくなってしまい、抜かれるときもとにかくぶつからないようにだけ気をつけて走りました。ペースがあまり上がらずに苦しかったのですが、その後、急にエンジンパワーがなくなって、全く周りについていけなくなってしまいました。ちょうどそのときにSCが出たので、そのまま走っても上位浮上は絶対無理だし、タイヤも苦しかったので、何かが変わることを期待してピットに入りました。しかし、最後まで何も変わりませんでした。中盤まではいいペースだったのに、後半一気に苦しくなったので、その原因をきちんと確かめて、明日のレースに備えたいと思います」