ニコラ・ツォロフ(カンポス)が、レッドブル・リンクで開催されたFIA F2第8戦オーストリア大会のフィーチャーレースで今季3勝目を挙げた。レッドブル育成ドライバーでもあるツォロフは、レッドブルの本拠地での勝利について「大きな意味がある」と喜びを語り、昨年の失格という苦い経験を振り返りながら雪辱を果たしたことを明かした。ツォロフはスタート直後に首位へ浮上すると、そのままレースをコントロールして優勝。レッドブル・リンクで再び頂点に立ち、「昨年より良い結末になった」と笑顔を見せた。
レッドブル・リンクで昨年の雪辱レッドブル育成ドライバーとしてレッドブル・リンクで勝利したことについて問われたツォロフは、その特別な意味を強調した。「大きな意味がある。昨年のことを思い出すよ。今年は昨年より良い結末になればいいと思っていた。昨年は失格になってしまったからね」さらに、このサーキットとの相性の良さにも触れた。「このコースではいつも良い思い出がある。この3年間、モナコと同じように毎年前方で戦えている。それは僕にとってとても重要なことだし、ここは特別な週末なんだ」首位奪取の舞台裏を明かすツォロフは好スタートでアレックス・ダンをかわすと、第3コーナーでノエル・レオンを抜いて首位に立った。その場面については、自身の狙いとは異なる形でチャンスが生まれたと説明した。「スタートの反応がとても良かったので、アレックス・ダンをかわすことができた。ターン3では後ろからプレッシャーを感じていたので守るつもりだった」「実際にはあそこでノエルを抜くつもりはなかった。でも僕が遅めにブレーキングしたことで、彼は接触すると思ったのかスペースを空けた。僕はコントロールできていたので、その隙を逃さず飛び込んだ。ターン3をトップで抜けられたのは良い判断だったと思う」一方で、レース中には反省点もあったという。「ピットストップではブレーキを保持できなかった。そのせいでメカニックがリアタイヤを装着しづらくなり、2秒ほど失ってしまった。それでレースは少し難しくなった」タイトル争いは冷静に見据える今回の勝利でランキング上位との差を縮めたツォロフだが、チャンピオンシップについては冷静な姿勢を崩さなかった。「レースごとに戦うことを大切にしている。でもランキングも見ているよ。チャンピオンシップの状況を把握していれば、自分の動きを判断しやすくなるし、無理なリスクも避けられるからね」「もちろん差を縮められたのは良いことだけど、まだシーズンは序盤だ。この3大会はガブリエレ・ミニと同じようなペースでポイントを重ねてきたし、僕たちはとても競争力がある。後続との差を広げられたことも良かったと思う」レッドブル育成ドライバーとして本拠地レッドブル・リンクで価値ある勝利を挙げたツォロフ。昨年の失格という悔しさを晴らした今季3勝目は、タイトル争いに向けても大きな意味を持つ一戦となった。
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