佐藤万璃音が、2021年もトライデント・モータースポーツ(Trident Motorsport)からFIA-F2選手権に参戦することが発表された。佐藤万璃音(21歳)は、2019年の後半戦にカンポスからFIA-F2に参戦。その年のユーロフォーミュラ・オープンでは、9勝、11回の表彰台、6回のポールポジション、5回のファステストラップを記録してタイトルを獲得した。
2020年にトライデントからFIA-F2にフル参戦を果たした佐藤万璃音は、ムジェロのレース2で8位入賞を果たして初ポイントを獲得。それ以外でも何度もトップ10に近づくレースをみせた。シーズン終了後にアブダビで開催されたF1のヤングドライバーテストには、今年F1デビューする角田裕毅とともにアルファタウリ・ホンダから参加し、F1マシンで初走行を行っている。2021年に佐藤万璃音は、ルーキーのベント・フィスカールとチームを組む。現時点ではF1に最も近いカテゴリーであるFIA-F2に参戦する日本人ドライバーは佐藤万璃音だけとなる。「トライデント チームとの旅を続けることを本当に楽しみにしています」と佐藤万璃音はコメント。「昨年は非常に厳しいシーズンでしたが、レースごとに改善していきました。これを実現するために関与してくれたすべての人に感謝する必要があります!」トライデントのチームマネージャーを務めるジャコモ・リッチは「チームトライデントは、12か月前にポジティブな経験をスタートさせた21歳の佐藤万璃音を2年連続でラインナップできることを誇りに思っている」とコメント。「2020年のチャンピオンシップで佐藤は目覚ましい進歩を見せ、3月末にアル・サヒールでスタートする新シーズンに向けて彼のポテンシャルに自信を持っている。リバースグリッドの3レースを特徴とするこのシリーズの新しいフォーマットは、万璃音がポイントゾーンを繰り返し巡航し、FIA F2選手権で成長を続けることを可能にすると強く信じている」
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