ニック・デ・フリースが、2019年のFIA F2選手権のチャンピオンを獲得した。ニック・デ・フリース(ART GRAN PRIX)は、9月28日(土)にソチ・オートドロームで行われたロシア大会のレース1でポール・トゥ・ウィン。4勝、11回の表彰台、合計254ポイントを獲得し、残り3レースを残して2019年のF2タイトルを獲得した。
「かなりクールだね」とニック・デ・フリースはコメント。「インラップでは、まだ確信が持てず、ラインを通過する直前に実際にどのポジションにいるのかを尋たくらいだ。自分がリードしていることは知っていたけど、100%確信がなかった」「彼らは『君がP1だ』と言っていた。レースでの勝利に満足していたけど、本当にタイトルを成し遂げられたのかどうか少し不確かだった。彼らは『ピットレーンに着くまで待って見てみよう』と言った。到着して、目の前のボードを見たときはかなりクールだった。鳥肌が立ったね」昨年、チャンピオンシップを4位で終えていたニック・デ・フリースは、マクラーレンの育成ドライバーから外された。チャンピオンを獲得したジョージ・ラッセル、2位のランド・ノリス、3位のアレクサンダー・アルボンは全員F1へと昇格した。「ほぼリベンジのよな感じだった。去年、僕がチャンピオンを争う立場にあったのは明らかだった。今は全員がF1に昇格しているとてもタフなチャンピオンシップだった。真剣勝負で負けたのは本当に責任だ。単純にシーズン序盤に大量ポイントを獲れたはずの状況やポジションであまりにミスが多かった。最初から劣勢に立たされた」「今シーズンの対戦相手にも同じようにその違いを見ることができた。リードを手にして、少し有利になると、彼らは不必要なミスを犯していたと言える。彼らは追いつくために努力しなければならないと感じたからね。僕たちはそのポジションにいたと思う。プレシャーがかかっていたけど、結果を出さなければならなかった。僕たちはコントロールしていた」「子供の頃、F1について夢を見て、F1へのルールをたどった。とても凸凹な道のりだった。非常に成功したカート時代やクルマで困難なときを過ごした。そして、状況は変わった。なんとかシングルシーターに留まることができていただけだったし、F2で2度目のチャンスのように感じていた。去年は大きなダメージを受けていたからね」「この機会にとても感謝している。特にARTとできたことにね。僕たちはGP3からやり残した仕事があった。とても難しいシーズンだった。ペース面ではなく、とにかくまとめられなかった。彼らは外部から見てもっと感情的な他チームと比べると少しクールに見えるかもしれないけど、正直、本当のファミリーだ。加入したときはファミリーのところに帰ってきたように感じたし、初日からとても多くのサポートを感じた。僕たちはファミリーとして仕事をした。突然、出た結果ではない。僕たちは本当に懸命に頑張ってきた。過去数年で起こったいろいろなことがすべてまとまったし、これを達成できたことをとても嬉しく思う」ニック・デ・フリースは、来季はメルセデスのワークスチームからフォーミュラEに参戦することが決定している。「もちろん、僕はキャリアで異なるルール、方向を選んだけど、その機会にとても満足しているし、同時にとても感謝している。少なくともこのチェックボックスにチェックを入れることができたし、誰も僕からこれを奪うことはできないからね」