アルテル・マルケロフは、F2のベルギー大会で悲劇的な事故死を遂げたアントワーヌ・ユベールの後任としてBWTアーデンからF2に復帰することが決定した。ロシア出身のアルテム・マルケロフは、2014年に当時のGP2シリーズでデビューし、5年間参戦していた。今年は日本でスーパーフォーミュラに参戦しているが、開幕5戦でポイントを獲得できていなかった。
アルテム・マルケロフのF2復帰は今シーズン2度目となる。MPモータースポーツのジョーダン・キングの代役としてモナコ大会に出場し、両方のレースをトップ6で終えている。アルテム・マルケロフは、アントワーヌ・ユベールに敬意として、彼が使用していたカーナンバー19ではなく、カーナンバー22をつけてレースに出場する。「まず何より、僕はアントワーニの家族ためにベストを尽くしたいと思っている」とアルテム・マルケロフはコメント。「彼はとにかく優れたドライバーだったし、ずっとハッピーで僕たちを笑顔にしてくれる素晴らしい男だった。彼は才能をみんなに示していた」「このような状況で僕を信頼していくれたチームに感謝している。彼らのためにベストを尽くすつもりだ。僕たちはアントワーヌの記憶と一緒に走る」「残りのチャンピオンシップをBWTアーデンで走ることを本当に嬉しく思っている。僕のホームレースで再び走る本当に素晴らしいチャンスだ。力強い結果を残したいし、それを達成するために頑張るつもりだ」サウバー・ジュニアチームは、負傷したファン・マヌエル・コレアの代役としてロシア大会で同国出身のマテヴォス・イサアキャンを起用することを発表しており、20台がグリッドに並ぶことになる。