F1は、雨天時のドライバーの視界を改善する技術的な解決策をまだ見つけられていない。昨年は、マシンの後ろにかかる水しぶきを軽減するために設計されたホイールカバー、いわゆる「マッドガード」の最初のプロトタイプがテストされたが、成功には至らなかった。
FIAの協力のもと、フェラーリは今月、人工的に水を張ったフィオラノ・コースで改良型フェンダーのテストを行った。「フロントアクスルとリアアクスルの両方で、いくつかのバリエーションがテストされた」とAuto Motor und Sportは報じた。「しかし、サーキットの脇でパパラッチに撮られた写真を見る限り、大幅な改善が達成されたことを示していない」「懸念されるのは、大きなホイールだけでなく、現代のグラウンドエフェクトカーの巨大なディフューザーも、アスファルトから水を吸い上げて空中に巻き上げているのではないかということだ」「そして、アンダーボディのリアエンドはホイールほど簡単にはカバーできない」「FIAはおそらく、満足のいく解決策が見つかるまで、さらに数回のテストを実施しなければならないだろう。それまでは、雨の神様がF1に優しくしてくれることを祈るしかない」
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