2012年のF1マシンはより未来的な外観のフロントウイングとリアウイングを備えることになるようだ。2021年のF1世界選手権では、コース上でのバトルやオーバーテイクを改善することを目的として新レギュレーションが導入され、F1マシンは大きく様変わりすることになる。今年9月、リバティ・メディアとFIA(国際自動車連盟)は2021年F1マシンの風洞モデルを公開している。
9月24日(月)、F1は2021年の最新デザインをF1チームに公開。コードネーム『リマ(Lima)』と名付けられた最新モデルには新しいフロントウイングとリアウイングが搭載されているという。F1公式サイトによるとフロントウイングは「より堅牢で、もはやストレートではない。2つのスイープフラップを備え、エンドプレートは劇的に上向きになっている」と説明している。新しいデザインは、過去数ヶ月にわたってF1のチーフテクニカルオフィサーであるパット・シモンズとFIAシングルシーター責任者にニコラス・トンバジスが監修により進められてきた。リアウイングも大きく変更になり、「エンドプレートはより幅広いスパンが与えられ、支柱は垂直方向ではなく、内側に湾曲したより美しい外観を形成する」としている。追加の変更点としては、ノーズは25mm低くなり、逆にシャシーは高くなり、「ヘッドレストとロールフープを高くしてドライバーによりスペースを広げる」としている。改良はフロア、リアブレーキ、ギアボックスにも実装される。“リマ”コンセプトの風洞テストは引き続き実施され、10月末に2021年のF1レギュレーションが確定する予定となっている。