2018年F1マシンのキャッチコピーは“革命ではなく進化”になりそうだ。2018年のF1レギュレーションは昨年ほど大きな変更はないものの、コックピット保護デバイス『Halo』の搭載が義務化され、昨年不評だったシャークフィンとTウイングが生み出されたエリアは規制されて事実上の廃止となる。
14日(水)、ハースF1チームは全チームに先駆けて2018年F1マシン『VF-18』のイメージを公開。チーププリンシパルを務めるギュンター・シュタイナーは、今季マシンはHaloの融合が最大の難関だったと語っている。「レギュレーションはかなり安定しているので、VF-18は昨年からの進化版だ」とギュンター・シュタイナーは認める。「再構築は少なく、洗練させることの方が多かった。今年のクルマには昨年の要素が見られると思う」 ハースF1チーム、2018年F1マシン『VF-18』を公開フォース・インディアのテクニカルディレクターを務めるアンディ・グリーンも同じような発言をしている。Haloをパッケージに加えることで、冬季テストにむけて安定したベースが必要だと語る。「Haloによってかなり大きな変更が必要だ」とアンディ・グリーンは Auto Motor und Sport にコメント。「テスト開始にむけて、我々は昨年マシンと同じような状況になるよう努力している」「2018年マシンはもう少しエレガントではあるが、視覚的には昨年と非常に類似している。どのように機能するか把握できたクルマでバルセロナに向かいたい。かなり大きなステップで開発を進めていくためには良い基盤がなければならない」だが、そのような状況のなかで大きな変化をみせているのがトロ・ロッソだ。レッドブルの姉妹チームとして存在していたチームは、突然ホンダのワークスチームのステータスを得た。マクラーレンのドキュメンタリー『グランプリ・ドライバー』では、2017年型のホンダのF1エンジンの初始動が一筋縄にはいかなった様子が収められている。トロ・ロッソは14日(水)に新車STR13でホンダの2018年F1パワーユニットを初始動させたことを報告。ファクトリーが火事になるようなことはなかったかとファンに質問されたトロ・ロッソは「我々のファクトリーは完全に大丈夫だ。ご心配ありがとう!」と答えた。 【動画】 トロロッソ・ホンダ、STR13でホンダF1エンジンを初始動!
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