ハースF1チームは、エステバン・オコンと複数年契約を結んだことを発表。2025年にルーキーのオリー・ベアマンと組む。チームは先週、ケビン・マグヌッセンが今シーズン終了後にチームを離れることを発表したが、27歳のオコンがシートを獲得すると広く考えられていた。
ハースF1チームは、休暇前の最終レースを前に、木曜日にベルギーで、2016年にオコンがF1デビューを果たしたトラックで、オコンが2016年にF1に参入して以来、同社の車でレースをする初のグランプリ優勝者になると発表した。オコンはこれまでに146回のレースに出場しており、これまでマノー、フォース・インディア、ルノー、アルピーヌでドライブしてきた。その間に獲得したポイントは425ポイントで、そのうち3回の表彰台、2021年のハンガリーでの初優勝を含む。エステバン・オコンはこれまでF1キャリアでマノー、フォースインディア、ルノー、アルピーヌで活躍してきた。ハースF1チームの代表を務める小松礼雄は、2014年にロータス(現在はアルピーヌの傘下)でオコンがF1デビューを果たした際のテストで、エンジニアとしてオコンを担当した。「ハースがエステバン・オコンの獲得に成功したことを嬉しく思う」と小松礼雄は語った。「私は彼の才能を以前から知っており、彼との個人的な関係は、F1マシンでの彼のロングランデビューにまで遡る」「彼はジュニアカテゴリーで素晴らしい成績を収めた後、その才能を発揮した。2014年のヨーロッパF3選手権で優勝したばかりだった」「エステバンはF1で確固たる才能を発揮し、もちろんグランプリウィナーにもなった。 彼が持ち込む経験は、自身の才能だけでなく、メーカーチームでの経験も踏まえたもので、我々の組織としての成長にとって有利なものとなるだろう」「来年のオリバー・ベアマンのチームメイトには経験豊富なドライバーが不可欠だったが、エステバンはまだ27歳と若く、これから証明すべきことがたくさんある。ハースには、向上心にあふれ、ダイナミックなドライバーコンビが揃ったと思う。2025年にエステバンをハースに迎えることを楽しみにしている」エステバン・オコンは2025年にルーキーのオリー・ベアマンと組むことになる。ハースF1チームのオーナーのジーン・ハースは「F1で実績のあるドライバーを起用することが私にとって重要だった。グランプリで優勝経験を持つエステバンは、間違いなくその条件に当てはまる」とコメント。「エステバンは、これまで所属したチームで常に上位争いに加わり、ポイントを獲得してきたドライバーだ。その継続性を生かし、コース上でのパフォーマンス向上につなげたい。我々の将来のドライバーラインナップには、若さと経験が混在している。その結果が楽しみだ」エステバン・オコンは「僕は非常に野心的なレーシングチームに参加することになる。チームの精神、仕事に対する姿勢、そして疑う余地のない上昇志向には本当に感銘を受けた」とコメント。「ジーン・ハースと小松礼雄に、信頼とサポート、そしてここ数か月の間、率直かつ実りある話し合いをしてくれたことに感謝したい。個人的な話になるが、10年以上前のロータスジュニア時代に初めてF1マシンに乗ったデビュー戦に、小松礼雄が携わっていたこともあり、再び彼と一緒に働けることをとても嬉しく思う」「ハースは将来に向けてエキサイティングな計画と明確な目標を持っている。カンナポリス、バンベリー、マラネロの皆さんと協力し、この素晴らしいプロジェクトの一員となれることをとても楽しみにしている」
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