ルノーは、2020年から移籍するエステバン・オコンに対してメルセデスは少なくとも2020年まで“権利を持たない”と強調する。エステバン・オコンは、2015年からメルセデスと育成ドライバー契約を結んでおり、F1でレースシートを失った今季はメルセデスF1チームのリザーブドライバーを務めている。
8月29日(木)、ルノーF1チームは、2020年からエステバン・オコンと2年契約を結んだことを発表。オコンはダニエル・リカルドのチームメイトとしてF1復帰することになった。「彼はルノーのドライバーだ。それは非常に明確だ」とルノーのF1チーム代表を務めるシリル・アビテブールは説明した。「メルセデスは彼の契約期間中、彼に対して全く権利を持たない。小さな違いは彼のマネジメント会社がたまたまレーシングチームであり、それがメルセデスだということだ」「しかし、それはカルロス(サインツ)との仕組みとは少し異なる仕組みだ。昨年のそれはレッドブルとの契約ではなかったが、ローンだった。オコンは本格的なルノーのドライバーになる」シリル・アビテブールは、ニコ・ヒュルケンベルグをエステバン・オコンに置き換えるという決定は、チームに“リセット”をもたらしたいという願望によって動機付けられたと付け加えた。「そのような決定を下すとき、純粋なペースだけを見るのではなく、集団のダイナミクスも見る必要がある」とシリル・アビテブールは語った。「チームを再起動し、リセットする必要がある動力源がある。そして、おそらく我々は中長期の未来に自分自身を投影する必要がある。2020年だけでなく2021年、そして彼のチームメイトなどに何が起こっているのかなどね」「それがすべてだが、特に集団的な動力源であり、おそらくエステバンがチームにもたらすことができるものだ」「1年も席を離れていたので彼はレースに飢えているし、レースに戻ることをとても喜んでいる。これらすべての要素を方程式に織り込んだ」「さらに、確実なものなど何もないので確実とは言えないが、ニコがレースキャリアを続けることができる可能性が非常に高いと言えることも重要だ。去年のカルロスと同じように今年のニコもそう見込んでのことだ」
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