2020年のF1復帰を目指すエステバン・オコンだが、バルテリ・ボッタスの復調でF1復帰の可能性が低くなってきている。昨年までフォース・インディアでF1を戦ったエステバン・オコンだったが、ローレンス・ストロールによるチーム買収に伴ってランス・ストロールが移籍してきたことでシートを喪失。マクラーレンやルノーとも交渉を行っていたが、メルセデスのドライバーであることがネックとなって実現しなかった。
今季はメルセデスのリザーブドライバーとしてグランプリに帯同し、ワークスチームのシートを狙っているエステバン・オコンだが、バルテリ・ボッタスの復調によってシート獲得が難しい状況となっている。昨年、スランプに陥って1勝もできずにシーズンを終えたバルテリ・ボッタスは今シーズン末でメルセデスとの契約が切れるため、エステバン・オコンにシート奪われる可能性が高いと考えられていた。しかし、開幕戦オーストラリアGPで優勝。第2戦では2位、第3戦ではポールポジションを獲得しての2位と復調。メルセデスは3戦連続で1-2フィニッシュを達成している。F1中国GP後、メルセデスのF1チーム代表クリスチャン・ホーナーは「我々がP1とP2になった今日のような一日の後、短期的に他のドライバーを考えることはない」とトト・ヴォルはコメント。「2020年の決定はまずはバルテリとルイスとの間で議論し、決定がなされれば、2020年の計画を立てることができる」