エステバン・オコンは、2020年に“良いチャンス”が生まれることを期待しており、ウィリアムズと契約できたとしても1年以上はコミットする準備はできていないと語る。メルセデスのカスタマーであるウィリアムズの空席は、エステバン・オコンが2019年もF1グリッドに並ぶための最後のチャンスになる可能性がある。
フォースインディアがエステバン・オコンに代えてランス・ストロールを起用することは既定路線と考えられており、トロロッソはメルセデスの育成ドライバーを乗せることはないと断言している。フォースインディアは、10月18日(木)にセルジオ・ペレスが2019年もチームに残留することを発表したが、エステバン・オコンはそのニュースは“あまり変わらない”と語る。「現時点で僕たちはまだ同じレベルにいる。まだ議論されているし、来年の可能性はまだ残っている。でも、実際にそれが実現せず、来年のシートを見つけられなかったとしても、2020年にはまだ良いチャンスがあると見ている」エステバン・オコンは、メルセデスがバルテリ・ボッタスのオプション契約を行使しなかった場合、ワークスチームのドライバーを務める可能性がある。先週、ウィリアムズは2019年のF1ドライバーとしてジョージ・ラッセルと複数年契約を結んだことを発表。しかし、エステバン・オコンは、ジョージ・ラッセルとは異なり、ウィリアムズと複数年契約を結ぶことは考えていないとし、ラッセルが“自分のシートを盗んだとは考えていない”と述べた。「ジョージが昇格できて良かった」とエステバン・オコンはコメント。「彼もメルセデスのジュニアプログラムの一員だからね。彼は複数年契約を結んだけど、僕たちには何年も契約する意向はなかった」「ウィリアムズにはまだ2つ目のシートが残っているし、まだ交渉は行われているので、どこに向かうか見てみるつもりだ」ウィリアムズは現在コンストラクターズ選手権で最下位に沈んでいるが、エステバン・オコンは2019年にウィリアムズは競争力をつけると考えている。「来年はルールが変わって、新しいフロントウイング、新しい空力パッケージが登場する。違ったものになるだろう」「ウィリアムズは彼らに相応しい一年を過ごしていないと思うし、過去に彼らが実際に示していたものではない。去年、彼らは僕たちと激しく戦っていたのを覚えている。彼らはシーズン前半に僕たちよりも速かったけど、最後は僕たちの方が速くなった。でも、彼らが速くて競争力があったのを覚えているし、今の状態があまり長く続くとは思っていない」