2025年F1 エミリア・ロマーニャGPのフリー走行2回目でトップ10入りしたドライバーのコメント。5月17日(土)にイモラ・サーキットで2025年のF1世界選手権 第7戦 エミリア・ロマーニャGPの公式予選が行われた。激しい赤旗の影響とタイヤマネジメントが明暗を分けた予選。マクラーレンのオスカー・ピアストリが今季3度目のポールポジションを獲得し、マックス・フェルスタッペンとジョージ・ラッセルが僅差で続いた。
タイヤ戦略やアウトラップ管理が順位を左右した中、トップ10に入ったドライバーたちがそれぞれの手応えと課題を語った。1番手:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)「ポールポジションはいつだって素晴らしい気分だ。とても良いセッションだったし、赤旗があって難しいところもあったけど、自分たちのやった仕事にはとても満足している。今日はタイヤがいつもより扱いにくかったが、チームがマシンを適切なウインドウに入れてくれた。明日のレースが本当に楽しみだ」2番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)「まず一番大事なのは、裕毅が無事だったことだ。ああいうクラッシュが起きたあとだけに、なおさらそう思う。今日P2を取れたのは全体として良い結果だと思うし、昨日から大きく前進することができた。クルマのフィーリングもかなり良くなって、夜の間に良い仕事ができた。バランスにも満足しているし、クルマの挙動がとても良くなっていた。ただ、タイヤは僕たちにとって少し柔らかすぎて、少しオーバーヒートしていた。今回初めて使うタイヤだったこともあり、思ったよりも熱が入りすぎてしまって、そのせいでパフォーマンスを最大限には引き出せなかった。でも、フロントロウからスタートできるのは良いし、明日のレースではまた違った展開になると思う。マクラーレンはロングランで強みがあるし、タイヤマネジメントも上手い。僕たちは自分たちに集中して、クルマの力を最大限に引き出して、良い結果を目指していきたい」3番手:ジョージ・ラッセル(メルセデス)「今日はP3を取れて満足している。クルマの感触はとても良かったし、Q3の最初のラップで少しミスがなければ、もっと良い結果もあったと思う。チームが最後のアタックでミディアムタイヤを選んだ判断は素晴らしかった。すべてがうまく噛み合って、タイヤを理想的なウインドウに入れることができた。まだタイムを削る余地はあったと思うけど、前の2台に届くほどではなかった。ここはカレンダーの中でも最も狭いサーキットの一つで、明日のレースではオーバーテイクが非常に難しくなると思う。前にいるマクラーレン勢と戦うのは簡単ではないが、昨日のロングランでは良いペースを見せていた。明日も同じような走りができれば、表彰台争いは十分可能だと思っている」4番手:ランド・ノリス(マクラーレン)「フラストレーションが残る一日だった。クルマの調子は良かったから、もっと上のポジションに行きたかったという気持ちがある。今夜はチームと一緒に作業して、どこで挽回できるかを確認して、明日のレースで順位を上げられるようにしたい。レースペースには自信があるし、まだまだチャンスは残されている」5番手:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)「予選は予想以上の内容で、チームにとっても素晴らしい結果になったと思う。両方のマシンをQ3に進められたことが嬉しい。今週末は新しいアップグレードを投入していて、今のところポジティブな反応が得られている。ミディアムでもソフトでも競争力があり、予選を通じて異なる戦略を試すことができた。ただ、明日のレースでは地に足をつけて臨む必要があると思う。自分たちはP5ほど速くはないはずなので、このポジションを維持できるかどうかはわからないが、ポイントを持ち帰ることを目標にしたい」 6番手:カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)「今日は本当に良い予選ができた。ここは自信が求められるサーキットだけど、金曜からずっとクルマのフィーリングが良かった。Q2でのラップがその自信を証明しているし、Q3ではさらに改善を目指していた。最後のランでは、トラッキングと路面の変化を最大限活かすために、スリップストリームを狙って最後尾からコースに出た。でも、うまくいかず、アウトラップが大きく妨げられてしまって、ほとんどスタートラインに間に合わないところだった。とはいえ、全体としてはチームとしてのパフォーマンスに満足している。明日は良いポジションにいるし、可能な限り上位で戦って、しっかりポイントを獲得したい。Vamos」7番手:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)「悪くはなかったけど、間違いなくベストな内容ではなかった。今日はちょっと苦しんでいて、クルマに乗っていて快適ではなかった。P7で終われたのは正直嬉しいけど、あまりプッシュできる感触がなかった。クルマに対する信頼がもう少しあれば、もっと攻められたはず。すぐにオーバードライブになってしまうような状態だった。でも、こういった日でも速さを見せられるというのは良い兆候だと思う」8番手:ランス・ストロール(アストンマーティン)「P8というのは自分たちにとって良い結果だったと思う。今日のコンディションではすべてがうまく噛み合ったし、ミディアムタイヤの選択が奏功した。コース特性が自分たちのマシンに合っているという点もある。アップグレードは明らかにポジティブな影響を与えているし、前進できた実感がある。ただ、まだマシンから引き出せるパフォーマンスは残っている。明日になれば、本当の意味で自分たちのレースペースが見えてくると思うので、ポジションをキープできるように集中して臨みたい」9番手:アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)「今日の予選は、最後のラップまではすごく良かった。ターン3でクルマを失った理由は正直よくわからない。縁石に乗った感触も特になかったから、何が起きたのかはこれから見直す必要がある。新品のソフトタイヤが残っていたし、クルマの仕上がりも素晴らしかったので、もっと良いタイムを出せる手応えはあった。全体としてすごくドライブしやすくて、ずっと好感触だった。P5を狙えるポテンシャルもあったと思う。明日は戦いになると思うけど、目標はポイント獲得。レースペースも悪くなさそうなので、スタートを決めて、戦略でもうまくやっていきたい。チームの進歩にはとても満足しているし、今日もっと良い結果を持ち帰りたかったという思いはあるけど、今夜も引き続き改善点を探っていく」10番手:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)...