元F1最高責任者のバーニー・エクレストンは、F1に観客が戻ってきたことを歓迎している。新型コロナウイルスのパンデミックによって昨年は多くのレースが無観客で開催された。今年は少しずつ観客を入れてきたが、日曜日のF1オーストリアGPでは初めて大勢の観客がグランドスタンドに詰めかけ、マックス・フェルスタッペンを応援する“オレンジ・アーミー”が大挙して押しかけた。
「ここのファンはクールだ。皆がオレンジ色で、マックスではなくマクラーレンをサポートしている」とランド・ノリスは予選後に冗談を言った。「彼らが取り戻ってくるのはクールだ」バーニー・エクレストンは、新型コロナウイルスによる制限が「スポーツイベントの雰囲気にとって観客がいかに重要であるかを我々全員に認識させた」と述べた。今週末は、主要な自動車メーカーのCEOたちが、2025年の新しいF1エンジン形式について話し合うためにオーストリアに集まった。90歳のバーニー・エクレストンは、エンジンノイズがファンの鼓膜に戻るのを見たいと Servus TV に語った。「私はそれが恋しい」とバーニー・エクレストンは認めた。「スタンドの観客は、エンジンが効率的であるかどうか、つまり燃料の使用量が少し多いか少ないかなどあまり気にしないと思う」「彼らはレース、つまり2人のドライバー間の戦いに興味を持っている」しかし、F1を離れた理由について質問されたバーニー・エクレストンは「私は解雇された」と率直に答えた。「40年後にもはや必要とされないならば、それを受け入れ、それを忘れなければならない」「だが、酒を飲み始めてはいない。私はアルコールが好きではないからね」バーニー・エクレストンはシルバーストンでデビューする新しい“スプリント予選”フォーマットを楽しみにしており、「予選は常にレースよりもエキサイティングだと感じている」ことを明らかにした。昨年、89歳で第4子が生まれたバーニー・エクレストンは、F1ライフスタイルによってその多くを逃していたことを初めて認めた。「最も興味深いのは、息子が毎日成長するのを見ることだ。毎日何か新しいことが起こるからね」とバーニー・エクレストンは語った。 「エースは彼の最初の誕生日を祝った。それがオーストリアに来ることができなかった理由だ。私はいつも忙しかったので、娘たちのためにそんなに多くの時間を過ごしたことはなかった」「だが、年をとるにつれて、残り時間があまりないことに気づくものだ。だから、私はそれを可能な限り賢明に使っていこうと思っている」