元F1最高責任者のバーニー・エクレストンが、毎年恒例となっているユーモラスなイラストが描かれたクリスマスカードを2019年も用意した。リバティメディアがF1を買収し、もはやバーニー・エクレストンはF1の運営には関わっていないが、風刺の効いたクリスマスカードはその後も送られている。2019年の題材は金曜日に行われるドライバーズブリーフィングだ。
今年のF1カナダGPではスチュワードの裁定が物議を醸した。決勝でセバスチャン・ベッテルがコースオフし、芝生を横切るカタチで復帰。ルイス・ハミルトンの前で危険な形でコースに戻ったとして5秒加算ペナルティが科せられた。2位に降格したベッテルは、ハミルトンのマシンの前に置かれた1位のボードを外し、2位のボードに置き換え、表彰台に戻った。描かれたドライバーズブリーフィングでは、エマニュエル・ピロ率いる3名のスチュワードがドライバーに行動規範を説明している。“各レース前にルールブックを注意深く読め”ことから始まり、“色や場所に関係なくラインを越えてはならない”“レースエンジニアとドライバー間のメッセージは弁護士を通せ”“インシデントは他のドライバーを非難しろ”“失格を避けたければレースはするな”“チームオーダーに従おうとは思うな”“スチュワードに召喚された場合には正直な顔をしろ”とドライバーを困惑させる説明をしている。
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