元F1最高責任者のバーニー・エクレストンは、フェラーリほどのチームが“不正行為”をするわけがないと擁護する。F1アメリカGPの前にFIA(国際自動車連盟)は燃料流量システムに関する技術指令を発行。同じタイミングでフェラーリのトップスピードが低下したことで、マックス・フェルスタッペンは、フェラーリが“不正行為”を働いていたと語って物議を醸した。
その後、FIAはオイル燃料に関するもの、そして、2020年から2つ目の燃料センサーを義務づけるという技術指令を立て続けに発行。また、F1アブダビGPではシャルル・ルクレールの燃料量が申告したものと異なるとして罰金が科せられるなど、フェラーリのF1エンジンの話題は続いている。元メルセデスのノルベルト・ハウグは、FIAの説明が「フェラーリのパフォーマンス低下とつながっている」と Bild am Sonntag に語った。しかし、F1アブダビGPに元CVCのボスであるドナルド・マッケンジーとともに姿をみせたバーニー・エクレストンは、フェラーリを擁護する。「もし、フェラーリがそのようなことをしていたのならば、彼らは愚かだ」とバーニー・エクレストンは Auto Motor und Sport にコメント。「チャンピオンシップが終わっているときに切り札を使うわけがない。それをやるならば、2020年前半にするだろう」