バーニー・エクレストンは、2014年がF1の実権を握る最後の年になる可能性もあることを認めた。バーニー・エクレストンは、ゲルハルト・グリブコウスキーへの贈賄容疑で起訴されており、有罪判決となれば、職を失うだけでなく、最悪の場合はドイツで投獄される可能性もある。しかし、バーニー・エクレストンは引退することについて考えるようになったのはそれが理由ではないと主張する。
「私は今年で84歳になる。何年この仕事を続けてきたのかもわからなくなってしまったが、85歳になっても同じことを続けたいのだろうかと考えるようになった」とバーニー・エクレストンは Mirror にコメント。「そろそろ真剣に考えなければならないことだ」バーニー・エクレストンは、自分の考えを絶頂期に引退するスポーツのスター選手になぞらえた。 「重要なのはボクシンググローブを脱ぐタイミングを知ることだ。リングでめった打ちにされることのないようにね」 バーニー・エクレストンは、ゲルハルト・グリブコウスキーに多額の賄賂を渡したとする疑惑は引退の考えと関係もないと述べた。 「それは関係ない。一切関係していない」とバーニー・エクレストンは強調。「昔と比べてビジネスのやり方が変わってしまっただけだ」 バーニー・エクレストンは“報告しなければならないさまざまな委員会、倫理委員会と、訳の分からないその他理事会”を含む現代の"コーポレート・ガバナンス"に不満を感じていると述べた。「昔の私はそのようなことについて何も知らなかった。もし知っていたら。これほど長くやってこられなかっただろう」 「時代は制約の方向へ進んでいる。世界中がそうだ。そういう流れだ。私は賛成しないがね」「我々が、ゆっくりとではあるが確実に成し遂げているのは起業家を排除することだ。奇想天外な発想をする人々を排除することだ」