F1オランダGPの主催者は、ザントフォールトでの5月3日のレースを延期するのは正しい決断だと述べた。F1は3月19日(木)、F1オランダGPとF1スペインGPの延期を決定。また、5月24日に予定されている伝統のF1モナコGPは中止を決断した。F1オランダGPの責任者を務めるヤン・ラマースは、延期は正しい決断だと述べた。
オランダでは、議会で新型コロナウイルスに関する討論中に極度の疲労で倒れたブリュノ・ブラインス医療相が19日に辞任している。「ブルーノ・ブルーインズが辞任した日にスポーツについて話すべきではない」とヤン・ラマースは語る。「ここ数週間、彼はコロナ危機と戦うためにほぼ死ぬまで働いてきた。ザントフォールトのグランプリはそこまで重要ではない」「もしレースが5月3日に開催されていたならば、より多くの問題を抱えていただろう。賢明ではなかったという事実は別としても、非倫理的だっただろうヤン・マラースは、F1オランダGPを8月に開催できるかどうかにも懐疑的だ。「それはどれほど現実的であり、ファンもそれを望むべきだろうか?」とヤン・ラマースは語る。「つまり、それは7月までにこのウイルスを国と世界から追い出さなければならないことを意味する。皆さんには良い気分で来てもらいたいと思っている。8月にそれを期待できるだろうか?」「我々が社会的、スポーツ的、経済的に準備ができているときになって初めて行動を起こすのが正しいこと思う。まだそうではない」ザントフォールトのサーキットディレクターでを務めるロバート・ファン・オーバーダイクは、F1オランダGPの現実的な目標は2021年になるかもしれないと語る。「水晶玉を持っている人はいません。このウイルスをいつ制御できるかは誰にもわからない。何も保証はできない」