1992年F1ワールドチャンピオン、ナイジェル・マンセルが8月8日に72歳の誕生日を迎えた。今回紹介するのは、彼の闘志と人間性、そして時にドラマチックな一面を象徴する1枚の写真だ。闘志あふれるマンセルは、決して諦めないドライバーだった。1984年、ロータスに所属していた彼は、ダラスGPで自身初のF1ポールポジションを獲得。
しかし決勝では、酷暑と崩れ始めた路面がドライバーたちを苦しめた。残り2周、5位を走行していたマンセルは壁に軽くヒットし、ギアボックスを損傷。それでもチェッカーフラッグを目指し、マンセルは車を降りてマシンを押し、フィニッシュラインを越えた直後に力尽きて倒れ込んだ。この劇的な努力によって得られたのは、わずか1ポイントだった。
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