2020年のF1世界選手権 第5戦 F1 70周年記念GPの予選で11番手~20番手だったドライバーのコメント。エステバン・オコン(ルノー)に3グリッド降格ペナルティが科せられたことで、タイヤを自由に選択されるなかでの最上位となる11番グリッドには、フェラーリのセバスチャン・ベッテルとマクラーレンのカルロス・サインツが並ぶ。
11番手:エステバン・オコン(ルノー)「Q2のラップはかなり良かったので、全体的に残念なセッションだった。セッション中のダニエルとのギャップは明らかに大きかったので、その理由を調査する必要がある。昨日以降、マシンで完全に理解できていなかった何かがあったのかもしれない。今日はマシンがとても扱いやすく、とても有能だと感じていた。ただ、必要なときにスピードを上げることができなかった。ジョージ(ラッセル)とのインシデントもあった。コース上の誰も悪くなかったけど、もっとうまく対処するべきだった。先週のレースは素晴らしかったし、ペースも良かったので、明日もそうなることを願っている」12番手:セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)「いろいろなことを試したし、ラップには満足しているけど、今日のマシンからこれ以上引き出せるものはなかったと思う。もっと速く走るためにはグリップが必要だ。先週と比べてマシンを改良してくれたエンジニアを賞賛しなければならないけど、ストップウオッチで計ると違いはなかった。僕たちは行き詰まっているようだし、2台のマシンのギャップと12番手という現実にはもちろんがっかりしている。現状には理由があると思う。十分な速さがない。明日、ポイントを争うのは難しい状況だけど、ベストを尽くす」 13番手:カルロス・サインツ(マクラーレン)「もちろん今日は満足していない。今週末はライバルが一歩前進したことで、僕たちはQ3に進むためにトリッキーな状況に置かれてしまった。ミディアムタイヤで突破しようとしたけど、残念ながら敗退してしまった。今週末はマシンに少し問題を抱えていて、クーリングを助けるために予選前にボディワークを変更しなければならなかった。ここシルバーストンでは少しタイトでないボディワークにしたことでドラッグが増えて、ラップタイムに悪影響を及ぼした。そのことには少しイライラしているけど、明日はまだ戦えると思うし、ポイントを獲得するためにベストを尽くす」 14番手:ロマン・グロージャン(ハース)「Q2に進むことに誰も不満は抱かない。それが僕たちの予選の短期的な目標だ。中期的には2台揃ってQ2に行くことだ。僕たちはアップデートが一切ないので、今あるパッケージを最適化する必要がある。先週末から僕のマシンに関してはとてもうまくいっているし、かなり改善できたと感じている。マシンの感触はとても良くなっている。それについては本当に満足しているけれど、まだやるべき作業がたくさんある。タイヤの選択など、いろいろとレースを優先的に考えているし、問題ないはずだ」15番手:ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)「予選セッションには満足しているし、ラップの感触がいい感じだった。先週より運転が難しく感じられる。コンディションが違うし、タイヤも新しく、ここはとても風が強いから、とてもトリッキーだった。今週はとても僅差だったし、持てる力をすべて出し切る必要があったけど、結果には満足している。今日の予選のタイヤは、ロマン(グロージャン)が2セット使ったように、メディアムの方が速かったと思う。明日は新しいセットを使えるので、レースでは良いポジションにいられると思う」16番手:ダニール・クビアト(アルファタウリ・ホンダ)「今日の予選では不運に見舞われた。かなりいいラップを走行していたのに、突風によってターン15でコースオフしてしまい、タイムを失った。ポジティブな面に目を向ければ、これまで予選で不調でも日曜には巻き返してきたので、このままプッシュし続けていけば、明日はいいレースができて、ポイント争いに絡めるはずだ」17番手:ケビン・マグヌッセン(ハース)「今週末はすべてをまとめるだけでは十分ではあなかった。今のところ僕にとっては最悪の週末だ。マシンに何が起きているのかまったく分からない。先週末に達成できたこと、その時の感触からは程遠い。とても驚いているし、突然マシンが僕たちが分かっているはずのことを提供しなくなったこの状況にとてもフラストレーションを感じている。解決しなければならない。スタビリティをかなり失っているし、驚くほどたくさんのスナップが出ている。本当に頼ることができていた先週に比べてマシンに自信が持てていない。高速コーナーが多いこのトラックでは特にね。明日どうなるか見てみよう」 18番手:ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)「FP3の後の僕たちは強そうだったし、すべての感触が良かったので、Q2に進むチャンスはあったと思う。でも、予選のコンディションはまったく異なっていたし、マシンが少し予測不可能で、少しエッジが効いていたような気がした。結果として十分なラップができなかった。おそらく経験によるものかもしれない。マシンがウインドに入っていないときに100%が必要な状態で、ラップをまとめるのに苦戦した。全体的に僕たちの今日のポテンシャルは高いと思っていたのでとても残念だ」 19番手:アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)「ライバルに比較して何か逃しているし、難しい1日だった。風のせいでコンディションがトリッキーだったし、最後のラップでは何度かグリップを失って少しコースを外れてしまったけど、結果としてQ2に進出できるかという意味では違いはなかった。明日はまた別の日だし、この状況を最大限に生かしたいと思っている。良い戦略が必要だし、持っているすべてを出し切ってプッシュするつもりだ」20番手:キミ・ライコネン(アルファロメオ)「僕たちが持っているすべてを出し切ってここまで後方にいるのは残念だけど、これが現状だ。予選では苦労しているし、良いラップか悪いラップかによる違いは16番手になるか20番手になるかだ。大きな違いはない。僕たちが抱えている問題に単純な解決策があるとは思えないし、1週間や2週間でできることは少ない。そうでなければすでにやっている。僕たちにできることは、明日のレースでベストを尽くしてどういう結果になるか見てみることだけだ」
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