F1ドライバーたちが新型コロナウイルス対策への募金のために立ち上げたチャリティーのeスポーツ大会『Race for the World』の最終戦が4月17日（金）に行われ、7万2000ドル（約780万円）の募金を集めた。募金は全額が国連基金を通して世界貿易機関（WHO）へと寄付される。『Race for the World』にはシャルル・ルクレール、アレクサンダー・アルボン、ランド・ノリス、アントニオ・ジョナビッツィ、ジョージ・ラッセル、ニコラス・ラティフィの6名の現役F1ドライバーが参加。
また、元F1ドライバーのストフェル・バンドーンやレアル・マドリードのゴールキーパーであるティボー・クルトワら17名とが参戦し、募金活動を行ってきた。Race for the Worldは、F1公式ゲーム『F1 2019』が使用され、4月11日、4月14日、4月17日の3日間計6戦が行われた。カタロニア・サーキットで行われた最終戦のレース1ではストフェルバンドーンが優勝。レッドブル・リンクを舞台としたレース2ではアレクサンダー・アルボンがトップでゴールしたが、5秒ペナルティによってシャルル・ルクレールが勝利を収めた。この結果、シャルル・ルクレールは6戦合計で90ポイントを獲得してチャンピオンに輝いた。2位にはアレクサンダー・アルボンの弟であるルカ・アルボン（71ポイント）、3位にはシャルル・ルクレールの弟であるアーサー・ルクレールが続いた。目標としていた10万ドル（約1,075万円）には届かなかったが、最終的に7万2,000ドル（約780万円）の募金が集まった。