2019年のF1世界選手権 最終戦 ブラジルGPのフリー走行が11月29日(金)にヤス・マリーナ・サーキットで行われた。太陽の下でスタートし、日没をはさんでナイトレースへと移行するF1アブダビGP。フリー走行2回目は予選と決勝と同じコンディションで走れる唯一のプラクティスであるため、非常に重要なセッションとなった。
11番手:カルロス・サインツ(マクラーレン)「走りとしてはまずまずの金曜日だったけど、トップ10から少し外れてしまったことのはもちろん理想的ではない。今週末はフィールドがこれまでで一番タイトになっている気がするし、明日はミッドフィールドの先頭に立って争うのは大変だろう。あとコンマ数秒を引き出せる場所は分かっているし、トップチームに近い位置で予選を終えるために必要なステップを果たせることを願っている」 12番手:ランド・ノリス(マクラーレン)「難しい1日だった。マシンペース的には自分たちが望む場所ではない。マシンに関してはポジティブなこともいくつかあるけど、弱点もある。そこに取り組めば、明日はかなり良くなるはずだ。いつものように予選は接戦になりそうだ。少しの力も残さず引き出せるようにしなければならない」13番手:ランス・ストロール(レーシングポイント)「クルマはかなり競争力があった。でも、僕たちは他のチームが今日どのようなセットアップや燃料で走っていたかをわからないので、明日どうなるか見てみよう。今夜調べるものはいくつかあるけど、2回目のセッションでの僕たちのペースは残りの週末に向けて自信を与えてくれる。バランスもいいし、明日は自分たちのパッケージを最適化できるか次第だ。どの週末も重要だけど、やっぱりシーズンを良い気分で締めくくりたい」14番手:ケビン・マグヌッセン(ハース)「今日の内容を話すのはちょっと難しい。ちょと読み取りにくい。FP1は問題なかったけど、FP2はトラフィックが酷かった。トラフィックに関してはとにかく不運だった。だから、しっかりとした感触を得るのが難しかった。ロングランでもトラフィックにずっと引っかかっていたし、良いセッションではなかった。さっきも言ったようにFP1は問題なかった。FP2ではロマンがミッドフィールドのトップに立っていたので、それほど悪くはなさそうだ。ただ、彼はボッタスとのクラッシュでダメージを受けてしまい、別のフロアを使わなければならなくなった。僕と同じフロアだ。彼の速さの理由がそれではないことを願っている。どうなるか見てみよう」15番手:ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)「標準的な金曜日だった。最初のセッションは太陽の下で暑かったけど、コンディションが予選とレースに似ている夜は涼しくなった。特定の問題があるわけではないし、予定していたプログラムはすべて消化できた。最初のセッションではマシンの感触が良かったけど、夜は少しパフォーマンスを失っていたように思う。何が起きたのか確認してみなければならない。データを調べて、予選までに改善したい」 16番手:ダニエル・リカルド(ルノー)「僕たちにとってはスムーズな金曜日ではなかった。最初のセッションはエンジントラブルのせいで少し走行時間を失ったし、夜はマシンにいくつか変更を施した。少しペースが足りていないし、バランスもまだしっかりと見い出せていないので、予選までにもう少し調整していかなければばらない。明日とレースに向けて良い位置につけられるようにしっかり仕上げてスイートスポットを見い出せると確信している」17番手:キミ・ライコネン(アルファロメオ)「金曜日のラップタイムはそれほど意味はないので、それはあまり気にしていない。僕たちにはまだやるべきことがある。収集したデータを調べ、明日に向けて改善する必要がある。予選にならなければ、他のチームと比べた順位についてはっきりした認識は持てないだろう」18番手:アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)「FP1では強さがありそうだったけど、明日の予選コンディションは気温が下がるFP2の方がずっと似ている。今日学んだことを全てチェックし、良いセットアップを見つけて、重要な時に全てをまとめる必要がある。今日はプッシュしている時に小さなミスをしたけど、ウォールにはヒットせずに済んだ。僕たちは限界を見つけようとしているし、そのためにプラクティスがある。ここはコースが長いので自然とギャップが大きくなるけど、ミッドフィールドのバトルは接戦だ。今夜得た全てのデータを分析し、正しい選択をする必要がある」19番手:ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)「クルマの感触は良かった。今年一番かもしれない。ペースは遅いけどね。トリッキーなコースだ。昼から夜にかけてコンディションが涼しくなるので、FP1からFP2にかけて大きく変化する。楽しんでいたし、運転していて楽しかった。FP2のロングランでは何かを学んだ気がする。特に赤旗の後はペースが相対的に良くなった。今日はちょっと体調が悪かっただけど、セッションは良かったし、運転には問題はなさそうだ。それが何より重要だ」20番手:ロバート・クビサ(ウィリアムズ)「今日はかなり複雑だった。最初のセッションでは路面コンディションに驚くほど合っていたし、バランスも良かった。来年に向けたものが中心だったけど、作業にもかなり満足していた。通常であれば、路面温度が下がってコンディションが涼しくなるFP2の方が良くなるけど、僕たちはその逆だった。FP1で得られていたマシンの挙動とフィーリングを取り戻さなければならないし、いつも通り、ベストを尽くしていく。今日の後半よりも明日の方がうまくいってくれることを願っている」
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