2019年のF1世界選手権 第19戦 アメリカGPの予選が11月2日(土)にオースティンのサーキット・オブ・ジ・アメリカズで行われた。ポールポジションを獲得したのはバルテリ・ボッタス。コースレコードを更新する1分32秒029を叩き出し、自身11回目のポールポジションを獲得。フェラーリの連続ポールにストップをかけた。2番手には0.012秒差でフェラーリのセバスチャン・ベッテルが並んだ。
1番手:バルテリ・ボッタス(メルセデス)「とても満足している。最後にポールポジションを獲ってからかなり経っているので、素晴らしい気分だ。昨日はマシンに苦労していたけど、昨夜いくつか変更を加えて、今日のマシンはかなりよい感触になっていた。予選に向けてマシンにはポールポジションを争えるポテンシャルがあることはわかっていたので、あとは良いラップをまとめるだけだった。Q3の最初のアタックにはとても満足している。完璧ではなかったけど、ポールポジションを獲得するには十分だった。先頭からスタートするのはいつだってアドバンテージがあるし、明日のスタートでリードを維持できるかは僕次第だ。昨日のロングランはいい感じだったので、レースで良い結果を出したい」2番手:セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)「明日のグリッドはバルテリの8m後ろに並ぶけど、今日の予選での差はそれより明らかに小さかったのでちょっと変な感じだ! 0.012秒差は本当に小さいので、少し不運だったと言えるだろう。最初の走行ではもう少し速く走れる余地があったと認めざるを得ない。最初のラップでそれなりのタイムを出して、2セット目のタイヤで更新しようと考えていた。残念ながら、少しアグレッシブ過ぎたのと、路面が少し遅くなったこともあって、ポールを獲れるはずのタイムは目の前から逃げていってしまった。でも、ここでのフロントローは悪くない。去年のキミ(ライコネン)のスタートが証明しているようにね。僕たちのタイヤ戦略では、スタートでミスをせず、全てを正しくやることが重要だ。先週の土曜日に時にはリスクが実を結ぶことがあるのを目にした。だから、スタート前に状況を慎重に調べたい。金曜日のレースペースはそれほど良くなかったけど、今日はクルマが全面的に改善していたと思うので、レースでの自分たちの位置を見てみよう」3番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)「ここまでいいレースウイークとなっているし、このコースで競争力があるのは僕らにとってポジティブで、マシンがうまく機能していることを示している。Q3はQ2とグリップが変わって、全員にとって難しいアタックになったと思う。でも、その中でトップと僅差の3番手というのはいい結果だし、満足している。この僅差だったので、もちろんポールポジションは取りたかったけど、いいスタート位置ではあるし、レースで競争力を発揮できればと思っている。僕たちは、例年のこのコースでの戦いよりも、上位に迫ってレースをスタートできる。マシンバランスはいいし、エンジンパワーも向上しているので、僅差の戦いができている。明日はタイヤライフと戦略の影響が大きくなりますが、何が起きてもいいレースになるはずだし、僕自身も楽しみにしている」4番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)「今週末はFP1の半分と今日のFP3すべてでまったく走れず、かなりの走行時間を失ったので、予選は簡単ではなかった。理想的ではなかったが、これもレースだ。Q2の後、マシンの中で少し自信を持てるようになったけど、Q3ではライバルたちがとにかく速すぎた。いつだってもっと上位を目指しているけど、様々な要素を考えれば、今日は4位で満足するべきだろう。今はもうレースに焦点を合わせている。ここはいつもスタートがトリッキーなので、それがチャンスになってくれればと思う。トラックはかなりバンピーだけど、面白くなるので僕は好きだ。バンプへの処理の仕方でマシンバランスが変わってくるので、ドライバーとして影響を与えることができる。昨日のレースペースはベストでは5番手:ルイス・ハミルトン(メルセデス)「ここしばらくで間違いなく最悪の予選セッションのひとつだった。マシンにはフロントローに並ぶだけの能力があったのは明らかだ。僕がアタックをまとめることができなかっただけだ。バルテリは素晴らしい仕事をしたので、おめでとうと言いたい。今日、何を失敗したのかを理解して、先頭に立つための方法を見つけなければならない。フェラーリ2台、レッドブル1台、バルテリを追い抜くのは大変なチャレンジになるだろう。でも、頑張り続けて、明日はもっと良い仕事をしたい」6番手:アレクサンダー・アルボン(レッドブル)「今日の出来には満足している。最後の僕のミスを除けば、予選でいい仕事ができたと思う。FP1はまずまずよかったけど、FP2とFP3では苦戦していた。でも、予選でリズムをつかみ直し、Q3ではコースをはみ出てタイムが取り消されるまでは0.3秒もベストラップを更新できていた。ドライバーは、(グラベルなどの)障害物があってトラックリミットを超えられないようにできているサーキットの方が好きだと思う。Q3での最終アタックでは百分の数秒を削るために常にプッシュするものだし、今日の出来事はその中で起きたものだ。僕は上位勢と同じペースではなかったかもしれないが、1分32秒2の前後には行けたと思う。明日はソフトタイヤでのスタートになるので、スタートの蹴りだしでアドバンテージを得て、ターン1でオーバーテイクできるはずだ。クラッシュなどの混乱に巻き込まれないようにして、バトルができればと願っている。僕らのレースペースはなかなかいいと思うので、明日の天候がどうなるのか見ていきたい。もし今日よりも気温が上がれば、僕のタイヤはすぐに消耗してしまうけど、他のマシンも2ストップになるはずだから、何が起きるか注目だ!」7番手:カルロス・サインツ(マクラーレン)「クレイジーな予選だった! クルマからこれ以上無い力を引き出せたと思う。Q3で2回とも素晴らしいラップができたし、再びトップチームのすぐ後ろの7番手からスタートする。明日はチャレンジングな日になると思っている。昨日とはまた違う風向きになり、レースがトリッキーになるからね。落ち着いて今晩しっかり働き、明日はきっちり完走できるようにしなければならない。再びチームのみんなを祝福したい。2台とも中団グループの先頭にいるのはいつだっていい兆しだ」8番手:ランド・ノリス(マクラーレン)「まずまずの予選だった。Q1からQ2に...
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