2019年のF1世界選手権 第18戦 メキシコGPのフリー走行が10月25日(金)にエルマノス・ロドリゲス・サーキットで行われた。初日のトップタイムを記録したのはフェラーリのセバスチャン・ベッテル。2番手には0.115秒差でレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが続いた。
1番手:セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)「午前中はターン1の庭師になっていた。芝の上を通りに抜けるという意味でね。芝刈りは好きだし、今朝は何度かそれを繰り返したけど、午後はリズムを見つけることができたし、それ以降はすべてスムーズに進んだので再びそうする必要はなかったよ。今日はシャルルと僕で仕事を分けた。僕はミディアムタイヤの作業の大部分を担当したけど、問題はなかった。僕たちはそれほど悪くなさそうだけど、まだ全体像は掴めていない。新品のソフトでは2周しか走っていないので何とも言えないけど、今日はロングランで最悪のタイヤではなかったと思う。でも、全体的なバランスやクルマのフィーリングなど、明日改善できるエリアがまだある。マックス(フェルスタッペン)は強そうだ。でも、トップ3チームはすべて接近しているので、明日どうなるかを見てみよう」2番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)「今日はとてもポジティブな一日だった。僕たちはクルマでかなりの数のものをテストして一日を通して改善したし、最終的なバランスにはかなり満足している。もちろん、まだ改善しなければならないことはあるけど、セクター2とセクター3でパープルだったので文句は言えない。現実的にフェラーリとポールを争うことができるとは思っていない。とにかく彼らはストレートで速すぎるし、その差を補うための十分なコーナーがないからね。でも、ロングランでは同じスピードレンジにいるようだ。とにかく、これから自分たちのレースがより競争力のあるレースに焦点を当てなければならない。タイヤをコントロールし続けることができれば、接戦になると思っている」3番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)「チームにとってポジティブな金曜日だった。予選パフォーマンスはよかったし、マシンはここでかなり競争力があるように見える。僕に関しては、FP1は良かったけど、FP2はトリッキーだった。マシンのバランスに少し苦しんだし、自分のドライビングを改善したいところがある。全体的にこのトラックは標高が非常に高く、他のトラックほどダウンフォースが効率的ではないのでグリップがかなり悪い。このレースに勝つためには、良いスタートを切ってターン1までトップを維持しなければならない。冷却問題があるので誰かの後ろになると不利になる。だから予選で上位を獲得することが重要な要素になるだろう。ライバルたちは強いし、明日になれば順位もはっきりするだろうけど、僕たちのポテンシャルには自信があるし、今回も全力を尽くす準備はできている」4番手:バルテリ・ボッタス(メルセデス)「僕たちにとって最も楽な一日とはいかなかった。路面がとてもスリッピーに感じたし、最初のセッションではクルマのバランスに苦しんでいた。FP2にむけていくつか改良して、後半はかなりバランスは良くなったけど、グリップはまだ少し足りない。フェラーリとレッドブルはこのコースで強そうだ。でも、この週末で僕たちが改善できることはまだたくさんある。柔らかい方のコンパウンドでここの舗装ではかなり苦戦を強いられる。去年もかなり酷かったけど、僕たちは改善できたし、実際、今年はソフトで何周かすることができた。でも、最後に履いたハードタイヤの方がかなりしっかりしているし、より一貫している。かなり興味深いね。日曜日は様々な戦略が見られるかもしれない」5番手:ルイス・ハミルトン(メルセデス)「素晴らしい1日ではなかったけど、メキシコでの僕たちはいつもこんな感じだ。今日は大きなドラマはなく、とにかくタイヤを理解しようとしていた。ショートランからロングランの間にトラック温度が変化したので、タイヤをどのようにして機能させるのか正確に理解するのは難しい。でも、そこが肝心な部分だ。FP1ではマシンの感触がかなり良かったけど、FP2に向けて少し変更し、路面のグリップレベルと温度が少し変わったので、完璧なセットアップを見つけることができず、完璧なアタックをすることができなかった。だからタイムはもっと短縮できるはずだ。今夜そこを調べて、明日と日曜日に向けてどこを改善できるか理解したい」6番手:ピエール・ガスリー(トロロッソ・ホンダ)「いいレースウイーク初日だった。FP1の最初からマシンの感触がよく、FP2ではミディアムタイヤでいいペースで走れた。ソフトタイヤではドライバビリティーの問題があり改善が難しかったが、まだ改善の余地があり、いいペースを掴めると思う。全体的にいい走りができていますし、今夜は作業を進め、明日さらにいいパフォーマンスを見せたい」7番手:ダニール・クビアト(トロロッソ・ホンダ)「ポジティブな1日だった。FP1とFP2でやるべきプログラムを完了し、予選と決勝に向けて十分なデータを収集できた。マシンの感触はよかったので、トラックの理解を進めて、残りの2日で最大限のパフォーマンスを見せられるようにしたい」8番手:カルロス・サインツ(マクラーレン)「今日も堅実な金曜日だったと思う。FP2はソフトタイヤのラップをまとめられなかったのでベストな終わり方ではなかったけど、全体的にはクルマを快適に感じているし、セットアップもいい感じだ。一日を通してそれほど大きな変更をせず走行プランを完了できたのは良いニュースだ。それでも、今週末のタイヤのグレイニングとその管理が重要になりそうだ。収集したデータを分析して明日に備えたい」9番手:ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)「まずまずの1日だった。数回の赤旗でセッションは少し短く感じたし、僕たちの走行プログラムも少し遅れたけど、必要なことは全て完了できたし、クルマは午前中の走り出しから感触が良かった。ソフトはチャレンジングなタイヤだ。グレイニングが明らかな問題だった去年とよく似ている。管理するのがかなり難しいんけど、コース上ではやれることをやるしかない。クルマも乗りやすかったし、全体的にはまずまずの金曜日だった。堅実な週末のスタートが切れた」10番手:ランド・ノリス(マクラーレン)「今日は問題ない一日だった。ターン1への...