2019年のF1バルセロナ インシーズンテストが5月15日(水)に2日目を迎え、メルセデスのテストを担当したニキータ・マゼピンがトップタイムを記録して終了した。今シーズンの最後のテストチャンスとなるバルセロナテストでは、各F1チームがスペインGPに持ち込んだアップグレードを確認するとともに、次戦モナコGP、そして、残りのシーズに向けた様々なパーツやセットアップを評価した。
1番手:ニキータ・マセピン(メルセデス)「信じられない一日だった。この日だけだとしてもこのチームの一員になれるのは僕にとってはとても特別なことだ。このようなクルマを運転するのはすべての若手ドライバーの夢だし、今日は夢が叶った。本当にハッピーだ。重要なのはコース上でも成功した一日だったことだ。僕たちは大部分のデータを収集できたし、まったく問題にも見舞われなかった。自分としても一日を通して一貫性のある走りができたと感じている。それがチームにとって重要なことだ。午後にはパフォーマンスランで競争力があったし、クルマの感触は素晴らしかった。チームの全員が懸命に仕事をしている。このクルマに座ればそれがわかる」2番手:アレクサンダー・アルボン(トロロッソ・ホンダ)「予定していた走行メニューをすべて行うことができ、とても有意義なテストになったと思う。バルセロナでのレースウイークのために持ち込んだアップデートがどう機能するかについて、理解を深めることができた。この2日間のテストで得た多くのことを、今後のレースに多いに活かせるはずだ。僕自身は自分がどうマシンを作りたいのか、そして予選のマシンのセットアップをどう持っていきたいのかということをより学ぶことができた。総合的に今日はたくさんのことを行えたいいテスト最終日となった」3番手:アントニオ・フォコ(フェラーリ)「ポジティブな一日だった。合計120周を走行して様々なテストを完了することができた。プログラムとしては、午前中は異なるタイヤコンパウンドでショートランを行い、午後は長めの走行に切り替えて終盤にパフォーマンスランを行った。運転していてクルマの感触は本当に良かった。今日に集めたデータを分析し、僕が多くの作業を担当しているシミュレーターとの相関を調べていくことが重要になってくる。今日は本当に楽しかったし、チャンスをくれたチームに感謝したい」 4番手:シャルル・ルクレール(ピレリ)コメントなし5番手:キミ・ライコネン(アルファロメオ)「マシンでとても良い一日を過ごすことができた。昨日のトラブルによって少しだけテストプログラムを変更しなければならなかったが、試したかったことはすべて消化できた。異なるコンパウンドで走れるチャンスだったし、セットアップ作業やいくつか別のパーツに取り組んだ忙しい一日だった。もう一度レース週末ができれば、もっと強くなっていると思う」6番手:ジャック・エイトケン(ルノー)「小さなトラブルはあったけど、それがテストだし、普通のことだ。最も重要なことは実施することができたし、計画していたプログラム内でポジティブな走行ができた。赤旗で計画が妨げられてしまったのは残念だけど、良い進歩を果たせたと思う。今日は多くのことを学べたし、モナコまでにやらなければならない宿題ができた7番手:ケビン・マグヌッセン(ハース)「レース週末後すぐに今回のようにテストで大量のラップを走れたことに満足している。バック・トゥ・バックですべてを評価できるのは本当に役立つ。いくつか興味深いことも試したし、多くのデータを収集することができた。ラップタイムを追求していたわけではなく、詳細なフィードバックやデータ収集に取り組んだ。うまくいったものもあればそうではなかったこともあるけど、それがテストだし、必ずしも速くなるための作業ばかりを試しているわけではなく、進歩に役立つ情報を得ている。ただ、全体的には生産的なテスト日だったと思う。満足している」 8番手:ニック・イェロリー(レーシングポイント)コメントなし9番手:ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)「ドライバーとしては初日よりも2日目の方がおもしろかった。柔らかいタイヤで何度かトライアルができたし、使用したC3、C4、C5はプッシュするのが楽しかった。マシンに投入された新しい開発アイテムも試した。通常、F2ではいくつかバランスの変更を加えるんだけど、ここではまったく新しいものをマシンに載せる。それがマシンにどのような影響を与えるかを確認して、チームにフィードバックを与えるのは興味深かった。残念ながら、トラブルがあって午前の終盤は1~2回の走行が犠牲になったし、午後のセッションも数時間遅れてしまった。それでも走行を再開できたし、燃料を積んでの走行もできたので良い経験だった。全体として、2日間のテストには満足しているし、カナダGPのFP1でまたチームと作業するのを楽しみにしている」 10番手:ダニエル・ティクトゥム(レッドブル・ホンダ)「チームとして今日は最速タイムを更新することが目的ではなかったし、テストプランに忠実な走行を行うことを重視し、望んでいたデータを得ることができた。今朝、駆動系のトラブルが見つかり修復に少し時間を要してしまったけど、それでも有益なテストとなった。ここから分析を経て、数日後には更なるフィードバックを得ることができると考えているけど、現時点では全員が満足いくテストを行うことができたと思う」11番手:オリバー・ターベイ(マクラーレン)「マシンに戻って今年の初走行できてとても嬉しい。チームと取り組んできた様々なシミュレーター作業を経て、実際のマシンの感触をつかんで、現場のレースエンジニアにフィードバックを返せたことに満足している。シミュレーターとの相関関係にも役立つし、ファクトリーに戻ったが早速取り掛かるつもりだ。今回のテストは残りのシーズンに役立つものだし、引き続きMCL34の開発を進めていく」12番手:ランス・ストロール(ピレリ)コメントなし13番手:セルジオ・セッテ・カマラ(マクラーレン)「今日、マクラーレンのF1マシンをドライブできたことは僕にとっては最高のチャンスだった。いくつか新しい手順を学べたし、マシンの感触を掴むことができたし、何度かフライングラップを走ることもできた。走行が短縮されてしまったのは残念だけど、たくさんのことを学んだし、このようなマシンをドライブするチャンスを得られたことを本当にうれしく思う。経験を積ませてくれたマクラーレンに感謝している。将来...
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