2019年のF1世界選手権 第2戦バーレーンGPのフリー走行が3月29日(金)にバーレーン・インターナショナル・サーキットで行われた。トップタイムはフェラーリのセバスチャン・ベッテルが記録した1分28秒846。2番手にも0.035秒差でシャルル・ルクレールが続き、フェラーリが両方のセッションで1-2体制と好スタートを切った。
3番手は0.603秒差でルイス・ハミルトン、4番手には0.711秒差でバルテリ・ボッタスとメルセデス勢が続いた。5番手にはルノーのニコ・ヒュルケンベルグが続き、トップ3チームの間に割って入った。1番手:セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)「クルマはまだバルセロナでのレベルには達していない。今日はオーストラリアより良かったの確かだ。全体的には良い一日だったが、明日はまだペースを上げる必要がある。まったく満足はしていない。路面がとても滑りやすく、タイヤから常にベストを引き出すのは困難だったし、かなりトリッキーな一日だった。僕たちは他のドライバーやチームとは異なる戦略をとっていた。明日もまだ改善する必要があるのはそのためだ。クルマには予選むけて解放しなければならないというポテンシャルがあると思う」2番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)「良い金曜日だったし、バランスという点ではオーストラリアよりも間違いなく良くなっている。そうは言っても、僕たちの地に足をつけておいた方が良いだろう。今日はライバルたちが本当のペースを見せていなかったと確信しているし、明日は容易な一日にはならないないだろう。FP3は気温の関係上代表的なものではないので、2回目のセッションでの速い周回を含めてプログラムをフルに消化できたことには全体的に満足している。ラップ毎にクルマをより快適に感じることができた。明日はすべてをまとめることが重要だ」3番手:ルイス・ハミルトン(メルセデス)「誰にとっても難しい作業だったと思う。FP1は非常に暑く、路面温度は50℃あったので、誰もがタイヤに苦労していた。フェラーリは出だしから速かったし、そこからより速いペースを見い出していた。それは我々がメルボルンで見たものとは全く異なる。僕たちのクルマのバランスにいくつかの問題を抱えていたけど、FP2に向けて改善を果たした。現時点では、フェラーリが先行しているように見えるので、今夜は集中して、作業を続け、分析を行って、明日もっと強くなっていなければならない。予選の頃にはすべてがもう少し近づくと思うけど、厳しい戦いになるだろう」4番手:バルテリ・ボッタス(メルセデス)「バーレーンでのFP1はいつも少し難しい。まだトラックが少しダスティで、路面の温度が非常に高い。予選やレースに比べてはるかに高い。最初のセッションではクルマのバランスはあまり良くなかったが、FP2ではセッション間にクルマにいくつかの変更が加えた。僕たちとフェラーリの間で非常に僅差になると思う。彼らはメルボルンより明らかに速い。僕たちはクルマのセットアップを改善するためにやるべき仕事があるし、個人的にも改善の余地が残っている。明日は厳しい戦いになるだろう。予選は非常にエキサイティングなものになるはずだ」5番手:ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)「全体的に、バーレーンでの生産的な初日の作業ができた。暑さ、風と埃というチャレンジングな気候条件だしシーズン第2戦としては常にトリッキーな場所だ。FP1では明らかにグリップが不足していたし、運転やクルマを快適に感じるのはかなり困難だった。僕たちは多くのオーバーステアに対処しなければならなかった。FP2はより代表的なコンディションで行われたし、ショートランとロングランの準備という点で良いスタートが切れた。順位表で5位なのはいつだって見栄えがいいけど、僕たちは現実的だし、明日の予選に完全に焦点を当てている」6番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)「悪くはなかったけど、もう少しいい結果にもできたとも思う。ミディアムタイヤでの手応えはよく、最初のショートランでの走行で最速タイムを出せるはずだったが、最終コーナーでのわずかな問題で0.2~3秒タイムを落としてしまった。ソフトタイヤでは十分なグリップを得られなかったので、改善できるよう追及しなければいけない点だと思う。ロングランでも、レースで最もよく使うであろうミディアムタイヤで手応えを感じる結果となった。予選のアタックラップはたった1周のみとなりそうなので、セットアップの細かい調整がさらに必要だ。現時点で一番速さを見せているフェラーリチームがメルボルン大会で抱えていた問題をどうやら解決したようなので、ギャップをより縮められるようにしたいと思う」7番手:ケビン・マグヌッセン(ハース)「僕たちの一日の内容んはそれなりに満足している。より暗く、涼しいコンディションのFP2はいい感じだった。FP1も悪くはなかったけど、気温が高く非常にトリッキーだった。それはタイヤをトリッキーにしたし、クルマはうまく動いていなかった。でも、それは誰にとっても同じだった。FP2の入り良かったし、明日の予選のコンディションでクルマがどのように振る舞うかを確認することができた。序盤のセッションよりもそれらのコンディションの方が幸せだっし、そこはポジティブだ。クルマの挙動ははるかによくなっていた」8番手:ランド・ノリス(マクラーレン)「まだ改善の余地はあるが、週末へのそれなりのスタートが切れた。手順をもう少し把握できているのでより自信を持っている。FP1はかなりうまくいったと思う。やらなければならなかったすべてを消化できたし、トラックにも良いフィーリングを得ることができた。FP2では路面温度がかなり下がったので、クルマはかなり違った感じになったし、明らかにラップタイムははるかに速くなった。小さな問題によってセッションを終えることになり、望んでいたほど多くの周回するを走り込むことはできなかったけど、それでもセッション序盤のショートランに加えて、重い燃料でのロングランはできたし、それなりのフィーリングは得ている」9番手:ロマン・グロージャン(ハース)「今日いくつか良い仕ができたけど、明日までにやるべきことはたくさんある。FP1のとても暑い路面の後、FP2でより代表的なコンディションでクルマを走らせることができたのは興味深かった。僕たちはまだVF-19について学んでいるところだし、どのように機能するかを見ることができてとても満足している。特に...