2017年のF1世界選手権 最終戦 アブダビグランプリの予選が25日(日)にヤス・マリーナ・サーキットで行われ、バルテリ・ボッタス(メルセデス)が自身4度目となるポールポジションを獲得した。現地時間17時と夕刻からのスタートとなったF1アブダビGPの予選。日中に行われたフリー走行3回目から路面温度が11℃下がるというコンディションのなか、メルセデスの両ドライバーがトラックレコードを次々と更新しながら予選は進んでいった。
ポールポジションを獲得したのはバルテリ・ボッタス。Q3の1回目のアタックでヤス・マリーナ・サーキットのトラックレコードを2秒以上更新する1分36秒231を叩き出し、前戦ブラジルGPに続き、自身4度目となるポールポジションを獲得した。2番手にも0.172秒という僅差でルイス・ハミルトンが続き、メルセデスが圧巻のフロントローを獲得。3番手には0.546秒差でセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)。4番手にはダニエル・リカルド(レッドブル)が続き、5番手のキミ・ライコネンとのフェラーリの間に割って入った。F1最後の予選となったフェリペ・マッサ(ウィリアムズ)は10番手で終えた。1番手:バルテリ・ボッタス (メルセデス)「僕のキャリア全体でまだ4回目のポールだし、かなりの予選巧者を倒さなければならなかったので、明日をP1からスタートできるのは素晴らしい気分だ。本当に良い予選だったし、クリーンでスムーズだった。変更を施したことで予選でのクルマはフリープラクティスよりもはるかに挙動が良くなった。走行するたびにタイムを見い出すことができたし、本当に細かいところまで取り組んだ。でも、週末はまだ終わっていない。明日も力強いフィニッシュを果たしたいと思っている。サンパウロでは勝利に近づいていたし、今回は2度目のチャンスだ。シーズンを好成績で終えることには多くの意味がある。でも、明日がどういう結果になるかに関わらず、自分には2戦連続でポールを獲得するスピードがあるとわかって冬休みに入れることは素晴らしいことだ。良い気分だし、2018年の作業を始めるための良い土台になる」2番手:ルイス・ハミルトン (メルセデス)「バルテリ、おめでとう。彼は予選で素晴らし仕事をした。彼がこのレベルのパフォーマンスを発揮して、特にシーズンの最後なので、来年にむけて素晴らしいポジションに入るのを見ることができて良かった。僕に関しては、プラクティスは素晴らしかった。その後、路面温度が下がることを見越して変更を加えたけど、後から考えれば適切な変更ではなかったと思う。でも、少し実験することができて良かったよ。一年を通してあまりやれていなかったからね。でも、予選でバランスに少し苦労したのはそれが理由だ。最後はターン1の立ち上がりでコンマ5秒くらい短縮できていたと思うけど、残りのラップのそれ以外のラップでそれを失ってしまった。それでも、今年最後の予選でのチャレンジは楽しかった。今は明日のレースの作業を進めていくことができる。オーバーテイクがとても厳しいトラックだけど、全力を尽くしていく」3番手:セバスチャン・ベッテル (フェラーリ)「今日の予選ではスピードが少し足りなかったけど、明日はライバルにもっと近づけると思うし、様子を見てみるつもりだ。特にQ3ではセクター2で彼らはとても速かったけど、セクターン1とセクター3では僕たちもだいたい同じようなペースだった。明日は違うことを願っている。レースでは僕たちのペースはもっといいはずと思っている。ここは他車とのスピードが違うとオーバーテイクが難しいけど、勝利は常に可能だ。今回のレースで何がもたらせるか見てみよう。ライバルにプレッシャーをかけられることを願っている」4番手:ダニエル・リカルド (レッドブル)「予選結果には満足している。フェラーリの前に出られてとても嬉しいし、2列目は良い結果だ。フェラーリに近づけると思っていたけど、予選が進むにつれて、彼らは速すぎるように思えた。Q3の1回目の走行では僕たちは遅かったけど、クルマからもっと引き出せることはわかっていた。とにかく僕たちはその方法を考え出さなければならなかった。僕たちはタイヤの温度が少し良くなっていることを理解していたし、より速いラップができた。僕にとって土曜日が完璧な一年ではなかったし、良い結果で2017年を締めくくることができて嬉しい。僕たちは週末を通してかなり堅実だった。トップ3ほどのペースはないけど、明日は表彰台のチャンスがあると思う。スタートが簡単にいくとは思わないし、今年最後のレースなので、全員が勝ちたいと思う。いくつかアクションがあるはずだし、そこに加われることを願っている」5番手:キミ・ライコネン (フェラーリ)「簡単な予選ではなかったし、5番手は理想とは程遠い。一日を通してクルマの感触は良かったし、良いフィーリングを持っていた。Q1では数周しかしなかったけど、とても簡単だった。でも、そのあとタイヤがトリッキーになった。何らかの理由でタイヤを機能させることに苦しんだし、アタックラップで信頼することができなかった。問題ない走行もあったけど、難しい走行もあった。ちょっとした推測ゲームだった。明日のレースは簡単にはいかないと思う。オーバーテイクをするにはスタートが最も簡単な場所だけど、その後もレースはまだまだ続く」6番手:マックス・フェルスタッペン (レッドブル)「今日は僕にとってそれほど良い予選セッションではなかった。僕たちは週末を通して良いセットアップを見つけることに苦労していたし、今日も例外ではなかった。試した変更は好みのクルマに仕上げることには影響を及ぼさなかったし、予選に入るまでにそれ以外の変更をするにはもう遅すぎた。昨日言ったように、ここでは十分なグリップレベルを見つけられていない。ずっとクルマと格闘しているし、ドライブするのが難しい。レースのコンディションは今夜と似たようになるはずなので、僕たちにとって厳しいレースになると思うけど、何ができるか見てみよう。ダニエルがキミの前にいるので、明日は少しは戦えることを願っているし、できれば孤独なレースは避けたい。クルマできるベストは尽くしたし、十分に速くないことを受け入れなければならないときもある。そこから学び、次回はもっと頑張らなければならない。ベストを尽くすつもりだし、6番手から何ができるか見てみよう」7番手:ニコ・ヒュルケンベルグ (ルノー)「まだ予選だし、レースでは何が起こるかわからないことはわかっているけど、良いポジションを得ることができた。Q2は今年の予選での...
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