2017年のF1世界選手権 第17戦 アメリカグランプリのフリー走行2回目が20日(金)にサーキット・オブ・ジ・アメリカズで行われ、ルイス・ハミルトン(メルセデス)がコースレコードを更新してトップタイムを記録した。午前中は雨によりウェットコンディションで始まったF1アメリカGPだが、午後は晴れ間も見えて、ドライコンディションでセッションが行われた。トップタイムを記録したのはルイス・ハミルトン。サーキット・オブ・ジ・アメリカズのコースレコードを更新する1分34秒668というタイムを記録した。
2番手には0.397秒差でマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、3番手にはセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が続いた。だが、ベッテルはセッション中にトラブルが発生し、11周しか周回を重ねることができなかった。以下、バルテリ・ボッタス、ダニエル・リカルド、キミ・ライコネンとランキング上位3チームがトップ6を占めた。1番手:ルイス・ハミルトン (メルセデス)「路面の変化やクルマの感触という点で多くのアップダウンのある面白い一日だった。でも、全体的にクルマのフィーリングはいい。改善できるエリアはたくさんあるけど、概して堅実なプラットフォームだと感じているし、堅実な週末のスタートが切れたと思う。今日のファンのためのサイン会や昨日トラックに到着したときも本当にたくさんの応援をしてもらって素晴らしかった。ここでは本当に多くのサポートを受けているし、本当に感謝している。明日、みんなに会うことを楽しみにしている」2番手:マックス・フェルスタッペン (レッドブル)「チャレンジングな1年の後、新しい契約にサインして、この強い関係を継続でしていけるのはいい気分だ。チームのことを本当に信じているし、彼らも僕のことを信じてくれている。僕たちは素晴らしい仕事関係を築いているし、彼らは僕にF1でキャリアをスタートするチャンスを与えてくれた。今年は浮き沈みを経験しているけど、それでもチーム内の感覚は本当にいいし、彼らは改善するために本当に一生懸命に仕事をして、今日も競争力があることを示している。このチームにいることを楽しんでいる。僕にとってそれはとても重要なことだし、それが契約を延長することに決めた理由でもある。今年起こったことから学ぶことができれば、このチームがグリッドでベストなクルマを造れることは間違いないし、2018年は上位で競争をスタートできると確信している。今年は起こったことから多くのことを学んでいるし、それは間違いなくポジティブなことだ。今日はロングランのシミュレーションでもショートスティントでも良いペースを示していたし、僕たちにはここで良い結果を達成できる力があると思っている」3番手:セバスチャン・ベッテル (フェラーリ)「難しい午後だったし、簡単なセッションではなかったけど、クルマは速いし、それについてはあまり心配する必要はない。僕がタイムを出した唯一のラップはウルトラソフトでのものだった。その前にあまり多くのリスクを冒して、あまりに早くにプッシュしてしまった。路面はかなり滑りやすかったし、ブレーキングでリアのコントロールを失った。それでタイヤを1セット失ってしまったし、その後も終盤にクルマに違和感を感じた。だから、何度かチェックしてし、今は何かを見つけられるかどうかクルマを調べている。明日はリズムを見つけて、全てが順調であることを確認する必要がある」4番手:バルテリ・ボッタス (メルセデス)「1回目のプラクティスは天候によって妥協を強いられた。多くの周回を重ねることに苦労したし、FP1ではタイヤにかなり酷いフラットスポットを造ってしまい、走行が限られてしまった。でも、2回目のプラクティスではショートランとロングランの両方で多くの走行を完了することができた。最終的には今日必要としていたすべてを得ることができた。セットアップ面ではいつも通りやらなければならない作業があると思う。全体的にかなりノーマルな一日だった。今日は楽しめたけど、明日はもっと多くを引き出したい。週末がドライのままでいてくれることを願っている。その方がチームにとってもファンにとっても素晴らしいだろう」5番手:ダニエル・リカルド (レッドブル)「実際、今日は簡単ではなかった。僕たちが予想していたラップタイムに対して、サーキットのグリップは本当に低かった。湿気が高くてタイヤが本当に熱くなっていたし、そうなるとクルマに望ましいグリップを生み出すのに苦労する。もちろん、明日のために試せることはいくつかあるし、今はセッションからもう少し理解を深めている。あまり理想的なセットアップはできていないけど、全てのことを考慮すれば、僕たちは数百マイルもペースが遅れているわけではないと思うし、明日しっかありやれれば、僕たちはまだ戦える位置にいると思う。それが僕たちの目標だし、それが現実なので、そこに取り組んでいくつもりだ。明日はトップ3に食い込むことができればいいね」6番手:キミ・ライコネン (フェラーリ)「午前中はスタートするには天候がちょっとトリッキーだったけど、全体的に問題ない一日だった。ノーマルな金曜日だったし、様々なことを試して、できる限り多くのことを学んだ。速く走ろうとしているときは全てのサーキットがトリッキーになるし、常に改善できる部部があるのは確かだ。でも、それはプラクティス初日だけだ。僕たちは他チームが何をやっているかはわからないし、予測するには早すぎる。僕たちがわかっていることは、明日にむけて今夜やらなければならない仕事があるということだけだ」7番手:フェルナンド・アロンソ (マクラーレン・ホンダ)「午前中のFP1では、油圧系の不具合によって十分な走行ができなかった。来年向けのものを含む複数のテストを予定していたので、かなり残念な結果だった。FP2でばん回しようとしたものの、思うように進まなかったので、(次戦の)メキシコで残りのテストを実施することになると思う。マシンはまだかなり実力を秘めているように見える。さらに0.2~0.3秒ぐらい詰めることができると考えているが、それはほかのチームもおそらく同じだと思う。今週末はマックス・フェルスタッペンとニコ・ヒュルケンベルグがグリッド降格ペナルティーを受けることが決まっているので、もし僕たちが明日の予選でQ3に進出すれば、決勝ではさらに上のポジションからスタートできる。またQ3進出を逃しても、(ほかの選手のペナルティーによって自分たちのグリッドが繰り上がり)新品のタイヤで8番手または9番手からスタートできれば、それも非常にいい状況かもしれない。以前よりもマシンをドライ...
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