2017年 F1世界選手権 第12戦 ベルギーGPの決勝が27日(日)、スパ・フランコルシャンで行われ、ルイス・ハミルトン(メルセデス)が今季5勝目となる優勝を成し遂げた。ポールポジションからスタートしたルイス・ハミルトンはスタートから首位をキープ。終盤にウルトラソフトを装着したセバスチャン・ベッテルからのプレッシャーを受けるが、途中のセーフティカーのリスタートでもリードを守り、2.3秒差をつけてトップでチェッカー。自身200戦目となるレースをポール・トゥ・ウィンでの勝利で飾った。
2位にはセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)、3位にはダニエル・リカルド(レッドブル)が続いた。優勝:ルイス・ハミルトン (メルセデス)「シーズンに戻って、良いスタートを切れたのは素晴らしいことだ。今日、フェラーリはっても強かったし、彼らは素晴らしい戦いをみせた。僕たち二人は全てのラップでプッシュしていたし、エラーやミスをする余地はなかった。セーフティカーがかなりゆっくり走行していたので、タイヤの温度を維持するのが難しかった。リスタートではセバスチャンがうまくトウを使ってかなり迫ってきた。他のチームとレースをするのは楽しい。セバスチャンは全力だったし、クルマも最高だった。それがレ2位:セバスチャン・ベッテル (フェラーリ)「もし僕たちが予選を前で終えていたら、今日は前に留まるための良いペースがあっただろうね! レース全体でこれほど接近できたことに驚いた。セーフティカー後のリスタートでのターン1でルイスに近づきすぎたかもしれない。自分自身にちょっと腹が立っている。オー・ジュールでギャップを広げようとしたけど、そこは難しい妥協だ。後ろからも数台来ているのが見えていていると、攻撃に集中するだけでなく、防御のことも考える必要がある。同時にストレートではメルセデスほど速くないことはわかっていた。なので、完全には満足していない。ただ、最終的にはチームにとっては素晴らしい週末だった。僕たちはどのサーキットも恐れる必要はなし、パッケージ的にはベストなクルマだと思っている。まだ失っている部分はあるけど、マラネロのスタッフのモチベーションはとても高い。僕たちは最大の改善と大きな前進をもたらしたと思う。これからページをめくって、モンツァへと進む。そこでどうなるか見てみよう」3位:ダニエル・リカルド (レッドブル)「表彰台を獲得するのはいつだって嬉しいものだ。特に昨日はトップ6のテールエンドだったからね。考えられることは前進することだけだったし、正直、今日は6位よりも良い結果を出せると思っていた。マックスに問題が発生して、キミがイエローフラッグでミスをしたことでポジションを上げた部分もあるけど、第1スティント後の僕たちのペースはかなり改善していたと思う。僕たちは今日、相当なペースがあることを示したし、セーフティカー後のリスタートのチャンスを最大限に生かせたので、結果には本当に満足している。もちろん、マックスのことは気の毒に思う。彼はかなりアップダウンのあるシーズンを送っているし、その大部分が彼にはどうすることもできないことだった。特に彼のホームレースでこのようなことが起こるのはもちろんフラストレーションの溜まることだと思う」4位:キミ・ライコネン (フェラーリ)「全体的に今週末の僕たちはかなりコンペティティブだったと思う。レースではスーパーソフトではクルマは良かったが、ウルトラソフトでは数ラップでリアに苦しんだ。最初の数周は問題ないが、そのあと滑りまくっていた。イエローフラッグを見たとき、僕はストレートにいたし、右側にいたので、他のラップよりも速く走ってはいないはずだ。ペナルティは理想的ではなかったが、幸いにもセーフティカーが入ったことでいくらかリカバリーすることができた。ボッタスをオーバーテイクして、リカルドに近づこうとしたが、彼をオーバーテイクにする十分なスピードはなかった。彼には適切な場所で十分なスピードがあったし、レースコンディションで驚くほどよかった。今日はもっと悪い結果になっていた可能性もあったけど、もっと多くを求めていたのは確かだ。良かった点に目をむけて、今回のレースから学び、来週はもっとうまくやりたい」5位:バルテリ・ボッタス (メルセデス)「今日のレースと結果は大きな失望だった。僕にとってあらゆる点で難しい週末だった。チームとして少なくとも表彰台を獲得して、多くのポイントを獲得できれば素晴らしかったんだけどね。セーフティカー後のリスタートで僕はソフトタイヤだったけど、ウルトラソフトを履いたドライバーにオーバーテイクされてしまった。劣勢に立たされていたし、グリップに苦しんでいて、彼らと戦うことができなかった。レースではソフトはうまく機能していたけど、セーフティカーのリスタートで他が人たちがより軟らかいコンパウンドでくるかもしれないリスクは常にあった。通常のレースでは最適なタイヤ戦略だっただろう。僕にとっては最も難しい週末だったし、十分な速さがなかったので、ここから多くのことを学ぶ必要がある。ミスはすぐに分析する必要があるし、来週のモンツァではもっと強くなって戻りたい」6位:ニコ・ヒュルケンベルグ (ルノー)「ソリッドな一日だった。ハッピーだし、嬉しい驚きだ。スタートは良くなかったけど、1コーナーでそれを正すことができた。オー・ルージュではインサイドをとってチェコを素晴らしいバドルができた。クルマの感触は昨日よりもよかった。再び僕たちは4番目に速いチームだったし、トップ6圏内でフィニッシュすることができた。フェルナンドとも素晴らしいバトルができた。彼とエステバンをスリーワイドになったときはかなりヤバかったね。フェルナンドはDRSと大きなトウで仕掛けてきたし、エステバンは大きくオーバーシュートしていたので『ヤバい。まずいことになるかも』と思ったけど、幸いにも素晴らしいレースになったし、見ていた人にとっても素晴らしかったと確信している。モンツァにむけて大きな自信を得ることができた」7位:ロマン・グロージャン (ハース)「素晴らしいレースだった。今はかなり疲れているよ。トップ10近くにいられるとは思っていたけど、実際にトップ10内に入れるとは思っていなかった。数周走ってクルマはOKだった。それほどスタートは良くなかったけど、本当に懸命にプッシュした。僕たちはウルトラソフトでうまくデグラデーションを管理していた。僕たちは1ストップを予定していた。フォース・インディアが2ストップで行くことがわかり、あまりギャップを広げられなければ、うまくいくと思った。セー...
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