ペドロ・デ・ラ・ロサは、中団にチームを近づけるのは大きな挑戦だと認めるが、HRTへの移籍は後退ではないと述べた。長年マクラーレンでリザーブドライバーを務めていたペドロ・デ・ラ・ロサは、2012年からHRTと2年契約を結びレースに復帰する。HRTは、2010年の参入以来フォールド後方でレースをしているが、ペドロ・デ・ラ・ロサは、HRT加入は後退ではないと主張し、プロジェクトに取り組むことを楽しみにしていると述べた。
HRTへの移籍は後退かと質問された「まったくそうは思わない」とペドロ・デ・ラ・ロサはラジオ番組 COPE にコメント。「それらのことを香料に入れて、作業を始めなければならないが、それは僕がずっとやりたいと思っていたことだ」「スペインのプロジェクトだし、それが全てだ。信頼できるプロジェクトだ。煙を売るようなプロジェクトではない。スペインのF1チームだ。現時点では最下位だが、今後2年間で前進するための計画はある。それが全てだ」ペドロ・デ・ラ・ロサは、HRTでレースをすることは大きな挑戦だとわかっているが、プロジェクトには本当に興奮していると認めている。「大きな挑戦だ。マクラーレンに残ることもできたけど、それよりもずっとやりたかった。かなり厳しいことではあるけど、とても興味深いことでもあり」「David versus Goliath (弱小な者が強大な者を打ち負かす)の状況だけど、より大きな予算があって、50年間F1マシンを作っている、ずっと力のあるチームと戦うことは誇りでもある」「そういった意味で我々はゼロからのスタートだ。謙虚な心を持って始めなければならないし、自分たちの位置を理解しなければならない。成長し、改善していくという野心がある。僕たちは数合わせのためにここにいるわけではない」「重要なことは、成長し、前進することだ。オーストラリアの革命とはいかないだろうけど、段階的に改善していくつもりだ」「4日間で3〜4秒を見つかるといったようなファンや自分達自身を馬鹿にするようなことはできない。時間がかかることだし、再構築してチームとして強くなっていかなければならない」ペドロ・デ・ラ・ロサは、テスト前にクラッシュテストを全てクリアし、シャシーの承認を受けなければならないという新しい規約によって、全てのチームが苦労するだろうと考えている。「最初のテスト前に全クラッシュテストとホモロゲートされなければならないという規約変更によって、2月にどうなるかを確信しているチームはいないと思う。でも、タフなのは全チーム同じことだ。他のチームにも僕たちと同じ疑いがあるかもしれない」「でも、僕たちは準備を整える予定でいる。クラッシュテストに合格できない場合は、1月は様子を見てみるつもりだ。厳しい状況だし、HRTだけでなく、全チームにとってチャレンジだ」