マクラーレンは、ペドロ・デ・ラ・ロサが今シーズンからテスト兼リザーブドライバーとしてチームに復帰することを発表した。2003年から7年間マクラーレンのテストドライバーを務めていたペドロ・デ・ラ・ロサは、昨シーズン途中にザウバーでF1復帰。しかし、シーズン途中にザウバーを解雇され、その後はピレリのタイヤ開発ドライバーを務めていた。
「F1でドライブした全てのチームのうちでも、マクラーレンは本当にホームのような感じがするチームだ」とペドロ・デ・ラ・ロサはコメント。「なので、MP4-26の開発を手伝うためにチームに戻れることに非常に興奮している」「ルイスとジェンソンはすでにかなりポジティブで生産的な作業関係を築いている。なので、彼らの既存の関係をベースに、マシン、エンジニア、そしてマクラーレン・テクノロジー・センターの技術リソースからさらに多くを引き出せるように全力を尽くすつもりだ」マクラーレンは、ペドロ・デ・ラ・ロサとともにゲイリー・パフェットも保持していくことを確認した。マクラーレンのチーム代表マーティン・ウィットマーシュは「ペドロがボーダフォン・マクラーレン・メルセデスに復帰することを選んでくれたことを嬉しく思っているという私の言葉は、すべての同僚の気持ちを代弁してのものだ」とコメント。「彼はさらに素晴らしい経験を積んで我々と再会した。彼のモチベーションと注意力は、これまでと同じくらい鋭いままだ。彼の再雇用は我々のドライバーラインナップにかなりの強みを加えてくれる」「我々には、ルイスとジェンソンという2人のワールドチャンピオンレースドライバー、そしてペドロとゲイリーという世界で最も経験豊かで能力のある2名の開発ドライバーという誰にも負けない4つの才能が揃っていると感じている」「一方、我々はゲイリーがメルセデス・ベンツとのDTMシリーズで成功したシーズンを送ることを祈っている。世界のレーストラックとは違う場所で、彼が技術面と開発面の能力で我々に恩恵を与え続けてくれることを嬉しく思っている」